銀行が企業に投資して取得した非上場企業株式のリスクウエイト(RW・Risk-Weighted)を現行の400%から250%へ緩和する方策が、早ければ来月にも施行される。銀行は資産ごとのリスク度合いに応じてリスクウエイトを適用するが、リスクウエイトが高いほど負担が増し、与信余力が縮小する。金融当局は今回の規制緩和により約31兆ウォンの追加投資余力を確保できると見込んでいる。
12日、金融業界によると、金融当局はこの内容を盛り込んだ「銀行監督業務施行細則」改正案を用意した。緩和された規制は早ければ来月から適用される見通しだ。金融委員会は昨年9月に「生産的金融のための銀行・保険資本規制の合理化方策」を発表したが、施行時期を先送りしてきたところ、最近になって施行細則の改正を終えた。
当局は銀行保有株式に対し400%が適用されていたRWを250%へ引き下げる。これまでは上場株式および銀行と長期的な経営関係を持つ企業の非上場株式にのみ250%を適用していた。
RWは銀行が当該与信に対してどれだけの自己資本を積み増すべきかを算定する際に用いる比率である。RW400%は、銀行が100億ウォンの非上場企業株式を取得した場合、400億ウォンの資本を積む必要があるという意味だ。短期売買目的の非上場株式や、営業年数5年未満の企業の上場株式には従来どおりRW400%を適用する。ただし3年以上保有する場合は、非上場株式であっても250%基準を適用することにした。
規制緩和が適用されれば、市中銀行のリスク加重資産(RWA・Risk-Weighted Assets)が減少し、投資余力が拡大する見通しだ。金融当局は今回の措置により、合計31兆6000億ウォンのRWAが減少すると試算している。