ハンファ投資証券はダゾンビズオンについて、人工知能(AI)の拡散で国内外のサービス型ソフトウエア(SaaS)企業の成長懸念が高まる中でも、唯一成長を続ける国内ソフトウエア企業だと評価した。
あわせて投資判断は「買い(BUY)」を維持し、目標株価を11万円に引き上げて提示した。前営業日のダゾンビズオンの終値は9万200ウォンで、上昇余地は22%だ.
キム・ソヘハンファ投資証券研究員は「AIによりSaaS企業の成長鈍化懸念が浮上しているにもかかわらず、ダゾンビズオンはAI高度化を基盤に顧客拡大と営業レバレッジ効果が期待できる国内唯一のソフトウエア企業だ」と分析した。
構築型顧客のクラウド転換と新規顧客の流入が同時に進み、ダゾンビズオンの顧客基盤が構造的に拡大しているとの分析だ。統合ERPソリューション「アマランス10(Amaranth10)」の顧客社数は1年前の1637社から今年末基準で4628社へと約3000社増えた。このうち約60%は既存構築型顧客の転換で、新規顧客の比率も40%水準だ。
キム研究員は「AIソリューション高度化の時点で新規顧客が増えている点は好材料だ」としつつ、「まだ構築型iCUBEの顧客が約8000社残っており、もう一つの統合ソリューション『オムニイソル(OmniEsol)』への転換もいま始動段階であることから、少なくとも2年間は業績成長が続く」と展望した。
業績も市場期待値を上回った。ダゾンビズオンの昨年4四半期の売上高は1271億ウォン、営業利益は461億ウォンで、営業利益がコンセンサスを約23%上回った。営業利益率は36.3%で前年比9.8%ポイント(p)上昇した。
部門別では、LiteとスタンダードERPの売上がそれぞれ前年同期比12.6%、27.4%増加した。構築型製品の売上は技術サポート終了方針の影響で減少傾向にあるが、クラウド基盤の次世代ソリューション「ウィハゴ(WEHAGO)」とアマランス10への転換速度が予想より速く進んでいるとの評価だ。
キム研究員はまた「営業利益率が40%に達するソフトウエア企業は国内外でも数えるほどで、四半期ベースでマージンが改善する事例はさらに稀だ」と説明した。続けて「短期的にはプライベートエクイティの筆頭株主持ち分の取得進行状況に応じて株価のボラティリティが生じうるが、本業のファンダメンタルズと成長性だけを考慮すれば、時価総額3兆ウォン水準は十分に説明可能だ」と付け加えた。