ハナ証券は26日、サムスン電機について、人工知能(AI)サーバーの売上比率拡大に支えられて全社業績が成長するなか、ヒューマノイドロボット向け部品供給が中長期のモメンタムとして作用すると見通した。同時に投資意見は「買い」を維持し、目標株価を従来の31万ウォンから34万ウォンへ引き上げた。
キム・ミンギョンハナ証券研究員は「最近、一部のモバイル顧客企業が四半期単位契約を年間単位契約へ転換するなど、積層セラミックコンデンサー(MLCC)の需給環境が徐々にタイトになっていると把握している」とし、「特に次世代AIアクセラレーター搭載のサーバーラックでMLCCの搭載数量が急増している点を勘案すれば、下半期のタイトな需給状況は一段と深まるだろう」と述べた。
続けて「最近のMLCC価格動向に対する失望感で一時的な株価調整があったが、下半期の需給環境を考慮すれば買いの好機になり得る」とし、「来月2日にムラタ(Murata)の決算発表が予定されており、MLCC稼働率、在庫水準、需給に関するコメント次第で市場の期待感は再び形成され得る」と指摘した。
キム研究員はサムスン電機が今年、売上高12兆9,375億ウォン、営業利益1兆3,154億ウォンを記録すると予想した。いずれも前年に比べ14%、44%増の水準で、営業利益率は10%を上回ると見込んだ。コンポーネントとパッケージソリューション部門でAIサーバー比重が拡大し、ヒューマノイドロボット向け部品供給が新たな成長ドライバーとして作用するとの分析である。
同氏は「サーバーラック構造の拡散に伴うMLCC採用量の増加と堅調な車載向け需要により、年間平均稼働率は90%を上回る」とし、「FCBGAもサーバーCPU需要の増加とAIサーバーの新規顧客獲得により、下半期から事実上のフル稼働が続く」と展望した。
さらに「サーバー向けFCBGA需要への対応を目的とした追加増設は上半期中に決定される可能性が高く、量産寄与は2028年末から本格化する」とし、「光学ソリューション部門は上半期にヒューマノイドロボット向けカメラモジュール供給の本格化が期待される」と説明した。