Daol Investment & Securitiesは20日、現代自動車について、グローバル時価総額2位のトヨタとの格差縮小の可能性やボストン・ダイナミクスの将来持分価値などを反映し、目標株価を引き上げた。投資意見は「買い(Buy)」を維持し、目標株価は64万円と提示した。現代自動車の前日終値は48万円である。
Daol Investment & Securitiesは目標株価引き上げの根拠として、▲ボストン・ダイナミクスの商業化による製造原価競争力の上昇 ▲現在保有しているボストン・ダイナミクスの将来持分価値 ▲トヨタとの格差縮小の可能性などを挙げた。
ユ・ジウンDaol Investment & Securities研究員は「現代自動車グループの時価総額がグローバル3位に到達した局面で、2位のトヨタとの差における比較優位が徐々に鮮明になり始めた」とし、「ボストン・ダイナミクスの商業化は単にロボット3万台の生産にとどまらず、中国に比べ大きく劣位にある米国製造業での覇権確保を意味する」と説明した。
あわせて、3年後にヒューマノイドロボットを自動車向け工場に積極投入できるのはテスラと現代自動車グループのみだと評価した。
ユ研究員は「年間430万台の販売量の超過達成が見込まれる現代自動車は、時価総額473兆ウォン、販売量1000万台のトヨタとの単純な数量比較を超え、ロボットを含む米国事業とグローバル電気自動車(EV)販売戦略で十分なファンダメンタルの優位を確保している」と付け加えた。
今年のモメンタムとしては、▲ボストン・ダイナミクスの次世代生産拠点の発表および後続の資金調達パイプライン確保 ▲商法改正案への対応に向けたガバナンス再編などを示した。
ユ研究員は「今年のCESでの発表を勘案すると、ボストン・ダイナミクスのパートナーシップが拡大し、資金調達時に従来と異なる形態の増資が実施される可能性が高い」と説明した。
あわせて、2025年に実施された有償増資当時のバリュエーション(価値評価)は約23兆ウォン前後と推定されるが、2030年時点を勘案すれば100兆ウォンに到達し得ると推定した。
ユ研究員は「この場合、現代自動車の株主が認識可能な持分価値は27兆ウォンと推定され、その過程で十分な株価上昇のドライバーになり得る」と説明した。
一方で今年第4四半期の決算発表シーズンが迫っているだけに、短期の業績よりも自社株買いと自動運転のタイムライン発表に焦点を合わせるべきだと説明した。