KOSPI指数が日単位で主導業種が入れ替わる「超短期循環物色」相場を続け、投資家の疲労感を高めている。1月末の半導体業種の決算発表を前に様子見ムードが強まるなか、ファンダメンタルズが堅固な造船と防衛に買いが素早く移動している格好だ。
15日のKOSPI指数は米国のテクノロジー株安の余波で半導体の大型株が伸び悩む一方、買いが他の主導株へ移りながら上昇基調を維持している。この日の相場ではサムスン重工業、HD現代重工業、HD韓国造船海洋など造船株が一斉に上昇し、市場の主導権を握っている。これに対し、前日に強含んでいたサムスン電子とSKハイニックスはそれぞれ小安く、そして1%台の下落を記録し、対照的な様相を示している。
主導業種が一日も持たずに交代する超短期循環物色が極まっている。前日はサムスン電子とSKハイニックス、ハンミ半導体など半導体株をはじめ、斗山エナビリティ、HD現代エレクトリック、LS ELECTRICなど電力・原子力関連株が指数をけん引したが、わずか一日で造船株へ資金が移り、強かった銘柄の相当数が調整に入った。
専門家は指数の高値が切り上がるほど業種間の循環速度がさらに速まるとみている。ハン・ジヨン・キウム証券研究員は「最近は循環物色が交互に出現しながら指数のレベルアップをけん引する相場へ性格が変わっている」と述べ、「ただし足並みの乱れが大きくなり、投資家間の取り残され感が深まる高難度の市場だ」と説明した。
続けて「短期の値動きに応じて頻繁に売買するより、半導体、造船、防衛、自動車など主導業種の中で対応しつつ次の循環を待つ戦略が有効だ」と助言した。
このような流れは一種の「フォモ(FOMO・取り残されることへの恐怖)」心理とも相まっている。イ・サンヨン・信栄証券研究員は「半導体株が急伸すると、フォモに伴う追随買いよりも、相対的に株価の上昇幅は小さいがファンダメンタルズが堅固な業種へ目を向ける雰囲気だ」と述べ、「昨年高い収益率を記録した造船・防衛・原子力など、いわゆる『良い記憶がある業種』へ資金が素早く移っている」と説明した。
とりわけ今月末に予定されたサムスン電子とSKハイニックスの決算発表は、今後の相場の分岐点となる見通しだ。同研究員は「決算発表の前後で、息継ぎに入っていた半導体へ資金が再流入する余地がある」としつつも、「2月以降は明確な業績モメンタムが細り、調整の可能性があるだけに注意が必要だ」と付け加えた。
一方、業種だけでなくグループ株中心の循環物色も活発に展開している。前日はハンファグループが人的分割とバリューアップ計画を公示し、持株会社ディスカウント縮小への期待からグループ株全般が強含んだが、その前には現代自動車グループが「CES 2026」でヒューマノイドロボット「アトラス」を公開してロボットのモメンタムを浮き彫りにし、現代モービスや起亜など主要系列の株価を押し上げた。この日にはポスコDX、ポスコエムテック、ポスコスティリオンなどポスコグループ株が一斉に堅調となり、循環物色の流れが続いている。