金融持株会社会長の続投を問題視してきた金融監督院が、BNK金融持株の検査結果を早ければ来月に公表する見通しだ。BNK金融持株はビン・デイン会長の続投案件を3月の株主総会に上程する予定であり、株主総会前に検査結果を公表して株主の判断を仰ぐ狙いと解される。
13日、金融当局によると、金融監督院は当初先週までだったBNK金融持株の検査期間を今週まで延長した。金融監督院はBNK金融持株がドイツモーターズに特恵融資を行ったか、また次期会長候補の選定過程に問題がなかったかを検査している。金融監督院は可能な限り今週までに検査を終える計画だ。
先に2024年10月、釜山・慶南地域の共に民主黨所属の国会議員らは、BNK金融持株の長期勤続の役員が一部与信を不当執行した可能性を提起した。また昨年下半期に実施した次期会長候補者の受付期間が秋夕の連休と重なり5営業日にとどまり、他の候補者に不利だったうえ、立候補開始の事実も十分に告知されず不透明に進められたとの指摘が出た。
金融監督院はBNK金融持株の検査結果を株主総会前に公表する見込みだ。金融業界では、BNK金融持株の内部統制に問題があるとの結論が出れば、ビン会長の続投に支障が生じるとの観測が出ている。BNK金融持株の大株主はロッテショッピングと特別関係人で、持ち株比率は10.47%にとどまる。
国民年金公団が9.16%で第2位の株主であり、釜山の企業であるヒョプソン総合建業ほか特別関係人が6.54%を保有している。残りは機関投資家および少数株主だ。BNK金融持株の持ち株3%を持つアクティビスト・ファンドのライフ資産運用は、役員推薦過程の手続き上の瑕疵を理由に、ビン会長の続投に反対している。
BNK金融持株は今月15日、国内外の機関投資家を対象に株主懇談会を開催することにした。懇談会で株主が株主推薦の社外取締役導入に前向きであれば、取締役会で検討する計画だ。社外取締役は会長候補を決定する役員推薦委員会(任推委)の構成メンバーである。
金融業界では、金融監督院が検査権を用い、BNK金融持株の会長選任手続きに直接・間接的に介入することを懸念の目で見ている。金融業界関係者は「誤った手続きを指摘し是正することは必要だが、民間会社である金融持株会社のガバナンスに政府が介入するのは望ましくない」と述べた。
金融監督院はBNK金融持株以外の他の持株会社へ検査を拡大するか検討中である。金融監督院関係者は「BNK金融持株の会長選任過程に問題があるという投書が多数寄せられており、手続きと異なって行われた点がないか精査している」と語った。