米国ラスベガスで開かれた世界最大の情報技術(IT)展示会「CES 2026」で現代自動車グループのフィジカル人工知能(AI)技術が注目を集め、7日に現代自動車グループ株が過去最高水準のラリーを演じた。
CESはグローバルな産業トレンドを占うイベントで、展示会で浮上した業種や企業に投資家の関心が集まる傾向がある。証券街ではCES開幕を前に現代自動車グループを最も注目される企業に挙げてきた。ヒューマノイドロボットの競争力が再評価され得るという見方からだ。
6日(現地時間)のCESで現代自動車グループはAIロボティクス生態系を先導する中核製品と技術を大挙披露した。ボストン・ダイナミクスの電動式ヒューマノイドロボット「アトラス」を初公開したのに続き、四足歩行ロボット「スポット」、次世代モビリティロボットプラットフォーム「モベッド」の実機を展示し、体験中心のプログラムを打ち出した。
現代自動車グループのロボティクス技術力が投資心理を刺激し、7日に現代自動車は有価証券市場で前営業日比4万2500ウォン(13.8%)高の35万500ウォンで引けた。取引時間中には36万2000ウォンまで上昇し、2日連続で過去最高値を更新した。
ロボット生態系を成す現代グループ株もそろって堅調だった。最も目立った銘柄はロボットシステムインテグレーション(SI)と管制を担う現代オートエバーだ。現代オートエバーはこの日有価証券市場で8万2500ウォン(28.44%)高の39万4500ウォンで取引を終えた。取引時間中に40万ウォン台を突破し、年内高値を更新した。
部品を担当する現代モービスの株価も急騰した。現代モービスはこの日有価証券市場で前営業日比2万6500ウォン(7.24%)高の39万2500ウォンで引けた。取引時間中に40万3500ウォンを付け、年初来高値を更新した。
現代自動車グループの物流子会社である現代グロービスの株価も飛んだ。現代グロービスはこの日有価証券市場で前営業日比3万1400ウォン(16.78%)高の21万8500ウォンで取引を終えた。取引時間中に21万9500ウォンまで上昇し、取引時間中、終値ともに年内高値を更新した。
CESを前に証券街では現代自動車グループに注目すべきだとの評価が出ていた。サムスン証券の任恩英研究員は「フィジカルAI競争に参加できる企業はテスラ、現代自動車グループ、中国のシャオペン、シャオミ、ファーウェイ、BYDなど世界で5〜6社に過ぎない」と述べ、「現代自動車グループがAI企業として認識され始めれば、企業価値が中国上位の電気自動車メーカー水準に再評価され得る」と分析した。
現代自動車グループは現在「ロボット生態系」の構築を加速している。鄭義宣(チョン・ウィソン)会長は2026年の年頭所感で「現代自動車グループは外部企業のモデルを単純にファインチューニングするのではなく、必ずAIの源泉技術を内製化する」と強調した。
グループのロボット事業構想によれば、設計と中核技術の開発はボストン・ダイナミクスが担い、製造とAI学習は現代自動車が担当する。部品は現代モービスが調達し、管制システムとSI構築は現代オートエバーが責任を負う体制である。