アウトクリプト2025年第4四半期に黒字転換見込みで続伸

KOSDAQ上場企業のアウトクリプトが2025年第4四半期に黒字を計上できるとの期待感から、26日寄り付き直後に強含んでいる。

同日午前9時59分時点でアウトクリプトは前営業日比1180ウォン（6.27%）高の1万9990ウォンで取引されている。

大信証券は24日、車両認証発給ソリューション企業であるアウトクリプトが2025年第4四半期に黒字転換が可能だと展望した。国際的なセキュリティ規制が義務化されることで自動車セキュリティ需要が継続的に拡大しており、欧州のサイバー復元力法（CRA）への対応という新規事業を足場に、今後ロボティクスなどへ事業多角化を進める点も肯定的に評価した。

これを受けアウトクリプトは直前の営業日である24日に11.76%高で引けた。この日も寄り付き直後から上昇基調を維持している。

ハン・ソンヒョプ大信証券研究員は「アウトクリプトの収益モデルは、初期のセキュリティ設計・構築に向けたプロジェクト売上が、将来の車両量産時に台当たり単価を受け取る高マージンのロイヤルティ売上につながる構造だ」と述べた。

続けて「海外売上比率が増加するなど、収益モデルの本質的な変化が始まっており、2025年第4四半期の営業利益での初の黒字転換を目標としている」と明らかにした。