公認会計士が半導体主導で25年1〜3月景気好転と予測

公認会計士は2025年1〜3月期も好況が続くと見ている。人工知能（AI）とデータセンター投資の拡大に伴い、半導体の好況が続くと分析した。

25日に韓国公認会計士会の会計政策研究院が発表した「第4四半期 公認会計士がみる景気実査指数（CPA BSI）」によれば、会計士が評価した2025年第4四半期の経済現況BSIは101、2025年1〜3月期の見通しBSIは108と集計された。

BSIが100を上回れば景気好転、100未満なら景気悪化を意味する。

2025年第4四半期の現況BSIは第3四半期（93）比で小幅に上昇した。半導体市況の好調に支えられて輸出が回復基調を示し、政府の景気刺激策により民間消費も緩やかに回復した。一方で高い物価と累積した高金利負担により、消費者心理はまだ十分に回復していないと分析された。

2025年1〜3月期の見通しBSI（108）も明確な上昇基調を示した。世界景気の減速と不確実な貿易環境にもかかわらず、世界のAIおよびデータセンター投資が拡大し、半導体の好況が続くとの確信が高まったことが影響したと分析される。金利低下期待と政府の内需活性化策の効果も織り込んだ。

会計士は今後1年間に韓国経済に影響を及ぼす主要な細目要因として、▲グローバル景気の動向（41%） ▲政府の政策変更（18%） ▲金融政策の方向・資金調達環境の変化（9%） ▲原材料価格・インフレ（8%） ▲家計・企業の負債水準（5%）などを挙げた。

産業別の見通しBSIでは、造船（143）、電子（138）、製薬・バイオ（121）、自動車（117）などとなった。大半の産業で第4四半期の現況に比べて景気の好調と改善が期待される結果となった。