NH投資証券は韓国政府が「KOSDAQ市場の信頼・革新向上策」を発表したことについて、KOSDAQ指数は政策期待で上昇しているもののKOSPI指数との収益率格差は依然大きく、追加上昇余地が拡大すると22日に展望した。

KOSPIが機関投資家の買いで上昇して引けた19日、ソウル・中区のハナ銀行ディーリングルームのボードには前日比26.04ポイント(0.65%)高の4020.55が示されている。この日KOSDAQは前日比13.94ポイント(1.55%)高の915.27、ウォン・ドル相場は0.50ウォン安の1477.80ウォンを記録。/News1

先に19日に金融委員会は大統領業務報告でKOSDAQ市場の信頼・革新向上策を来年に重点的に推進すると明らかにした。

韓国政府はKOSDAQ市場の根本的な体質を改善するため、◇KOSDAQ本部の独立性・自律性強化◇上場審査および上場廃止構造の再設計◇機関投資家の参入環境◇投資家保護の強化を中心に政策を発表した。

ナ・ジョンファンNH投資証券研究員は、政策の核心は「上場・廃止構造の改編と機関投資家の参加拡大」だと説明した。

まず韓国政府はKOSDAQ市場を質的に改善するため、上場および上場廃止の構造を全面的に再設計する計画だ。国家的に重要なコア技術分野を対象にカスタマイズ型の技術特例上場を全面導入し、年内に人工知能(AI)、エネルギー(ESS)、宇宙産業の3大産業を中心にカスタマイズ型の技術審査基準を優先的に整備する。

一方で不振企業を速やかに審査・退出させるために上場廃止の審査組織を新設・補強し、KOSDAQ上場廃止の専担部署を既存の3チームから4チームへ拡大して、成長企業の選別的流入と市場内の質的浄化を並行する方針だ。

韓国政府はまた機関投資家の参加を拡大する。まず年金基金のKOSDAQ市場への投資拡大を促すため、基金運用評価基準の改善を検討し、ベンチマーク算定の際にKOSDAQ指数を一定比率で反映する案を検討中である。

あわせてKOSDAQベンチャーファンドの税制優遇限度を現行の3,000万ウォンから拡大し、来年3月に施行予定の企業成長集合投資機構(BDC)に対する新規の税制優遇新設も積極的に検討する。またKOSDAQベンチャーファンドとBDCに対する税制および公募株優先割当の優遇を3年延長し、公募株の優先割当比率を既存の25%から30%へ拡大する構想だ。

このほかにも、◇KOSDAQ本部の人員拡充・再配置◇リスクマネー拡大の観点から、発行オンダ(発行短期社債)・総合投資口座(IMA)に認可を持つ総合金融投資事業者のKOSDAQリサーチレポート拡大の誘導◇特例上場企業の企業価値向上計画の公示拡大◇重複上場に対する審査基準の上場規程反映などを推進する。これらの政策はKOSDAQ市場の信頼回復を補助的に下支えする政策だと評価される。

ナ研究員は「KOSDAQ活性化政策への期待でKOSDAQ指数が上昇基調を示しているが、KOSPI指数との収益率格差は依然31.6%ポイント水準だ」と述べ、「今後、韓国政府の上場・退出構造の改編と機関投資家流入政策が本格化し、KOSDAQ指数の追加上昇余地が拡大する見通しだ」と語った。

また大手半導体企業の資本的支出(CAPEX)投資が拡大する中で、KOSDAQのIT業種の業績改善も指数上昇を支える要因と判断されると分析した。

ナ研究員は「KOSDAQベンチャー投資はAI、ESS、宇宙など特例上場の可能性が高まった新成長産業を中心に資金が集中する可能性が高い」とし、「また不振企業の上場廃止強化と商法改正、公開買付に関する法案の可決はKOSDAQディスカウント解消の要因として作用する見通しだ」と説明した。

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