NH農友バイオメキシコ法人設立し中南米展開本格化

KOSDAQ上場企業のNH農友バイオは、22日に、来年メキシコの現地法人を設立し、中南米市場の攻略を本格化すると明らかにした。今回のメキシコ法人はNH農友バイオにとって8番目の海外法人である。

NH農友バイオは、メキシコの野菜種子市場はトマト（25%）、トウガラシ（20%）、葉菜類（20%）、キュウリ・カボチャ類（15%）など主要作物で構成されており、NH農友バイオの主力品目と一致しているため、現地市場への参入と拡大に有利な環境を提供すると説明した。

また、米国の保護貿易主義の強化や原産地別の高関税賦課などでグローバルなサプライチェーン不確実性が拡大するなか、NH農友バイオが価格競争力を確保し、安定的に市場に対応できる最適な地域だと強調した。

NH農友バイオは、メキシコの加工用ハラペーニョトウガラシ市場で30%のシェアを確保しており、今回の法人設立を通じて現地法人を基盤とする安定的な営業体制を構築する計画である。トマト・キュウリ・スイカなど中南米の主要栽培作物を中心に製品ポートフォリオを拡大することを目標とする。

ヤン・ヒョングNH農友バイオ代表は「今回のメキシコ法人設立は、グローバルな通商環境の変化の中で営業網の安定性と成長機会を同時に確保するための重要な決定だ」と述べ、「NH農友バイオの育種技術力と海外市場での経験を基盤に中南米市場での成長を加速し、グローバル種子企業へと飛躍していく」と語った。