サンファペイント創業者死去で経営権争い浮上株価21%上昇

19日、サンファペイントが取引時間中に21%急騰している。キム・ジャンヨン会長が最近逝去し、今後の経営権争いの可能性が取り沙汰されると、投資心理が刺激されたとみられる。

同日午前9時39分時点で、有価証券市場でサンファペイントは前営業日比1680ウォン（21.19%）高の9610ウォンで取引されている.

キム会長はサンファペイントの共同創業者である故キム・ボッキュ元会長の次男で、1994年に代表取締役に就任して以降、会社を率いてきたオーナー2世経営者である。3四半期時点でサンファペイントの持ち株22.76%を保有する筆頭株主でもあった。

キム会長の逝去により、長女のキム・ヒョンジョン副社長（41）が経営を承継する可能性が取り沙汰されている。ただしキム副社長の持ち株比率は3.04%にとどまり、支配力が十分でないとの評価も出ている。キム副社長の実弟であるキム・ジョンシクは持ち株がなく、実姉のキム・グィヨンは1.5%の持ち株を保有している。

一方、サンファペイント共同創業者である故ユン・ヒジュン元会長の息子であるユン・ソクジェとユン・ソクチョンは、それぞれ6.90%、5.52%の持ち株を保有している。市場では、過去2008年にオーナー2世の経営体制へ移行する過程で経営権争いを経験した前例を踏まえ、今後、経営権をめぐる対立の可能性を排除できないとの見方も出ている。