第7代韓国金融投資協会会長に信栄証券のファン・ソンヨプ代表が18日に当選した。
同日、ソウル・ヨイドの韓国金融投資協会センターで開かれた臨時総会の決選投票で、信栄証券のファン・ソンヨプ代表が57.36%を得票した。イ・ヒョンスン前KB資産運用代表は得票率41.81%を記録した。
1次投票では過半得票者が出ず、1位と2位の得票者であるファン代表とイ前代表が決選投票を行った。一方、初の連任に挑んだソ・ユソク韓国金融投資協会長は1次投票で18.27%を得票し3位となった。
ファン代表は「当選の喜びより重い責任感を感じる」とし、「低い姿勢で謙虚に疎通と傾聴を通じて韓国金融投資協会が新たに生まれ変われるよう努める」と所感を明らかにした。
ファン代表はまた「大手はグローバル競争力を強化し、中小型社は革新への参加を拡大するなど、どの業態も疎外感なく均衡を保って進める資本市場をつくりたい」とし、「小さな水槽で互いに争うよりも大きな水槽をつくり、生態系をうまく築いていくのが夢だ」と述べた。
ファン代表は候補時代、国家戦略産業の中核的パートナーを銀行中心から資本市場中心へ、不動産に偏重した家計資産の流れを株式市場および年金市場へ移すこと、規制リスクを下げるための自律規制機能の強化などを公約として示した経緯がある。
ファン代表はこの日の投票に先立つ政見発表で、▲いかなる業態も疎外されない公正な秩序と共存する生態系の造成 ▲金融当局と核心テーマを深く議論する常時の制度構築 ▲業態別の要請を迅速に把握し解決するイージーアクセス(easy access)システムの改編 ▲投資家保護と市場信頼の回復を軸に小さな規制は大胆に緩め、大きなリスクは確実に管理する規制哲学の構築、などを約束した。
1963年生まれのファン代表はソウル大学経営学科を卒業後、米国イリノイ州立大学でファイナンスの修士号を取得した。その後1987年から約40年にわたり信栄証券一社で勤務してきた「シニョンマン」だ。とりわけ資産運用の法人事業、投資銀行(IB)、経営総括、リスク管理など主要部門を幅広く経験し、現場経験が豊富だとの評価を受ける。
ファン代表の任期は2026年1月1日から2028年12月31日までの3年である.
一方、この日の臨時総会では正会員社の代表取締役または代理人が出席し、電子投票で選挙に参加した。正会員別に均等に配分される均等配分議決権30%、今年の会費金額に比例する比例配分議決権70%を合算して結果を出した。