KOSDAQ市場への上場を推進する半導体設計専業企業Semifiveが公募価格を2万4000ウォンに決定した。
17日Semifiveは10日から前日まで5取引日間、国内外の機関投資家を対象に需要予測を実施し、公募価格を希望公募価格レンジ(バンド)上限の2万4000ウォンで確定したと明らかにした。
Semifiveは先にサムスン証券とUBS証券など上場主幹事とともに2026年と2027年の推定純利益の平均(228億ウォン)を活用し、公募価格バンドを2万1000〜2万4000ウォンに提示していた。
需要予測に参加した国内外の機関投資家2159社すべてがバンド上限以上(価格未提示を含む)の価格を提示した。数量ベースでは計17億6941万5084株が申請され、競争率は436.9対1を記録した。
特に需要予測参加機関の約60%(1230社)が義務保有を確約した。注文数量ベースでも43.9%に義務保有の確約が設定された。
上場を主幹したサムスン証券の関係者は「人工知能(AI)向け特化半導体(ASIC)の需要増加でSemifiveの新規受注額も急増したことが投資家に高く評価されたようだ」と述べた。
SemifiveはAI ASIC開発の専業企業で2019年に設立された。米国マサチューセッツ工科大学(MIT)出身のチョ・ミョンヒョン代表が「システム半導体をより安く、速く作る」という目標で創業した。
Semifiveは自社の設計プラットフォームを活用し、ASICの設計期間を最大60%以上短縮する技術を備えた。サムスン電子のデザインソリューションパートナー(DSP)にも名を連ねた。
AI ASIC市場の需要拡大に伴い、Semifiveの受注額も毎年速いペースで増加している。2020年に57億ウォンだった新規受注額は前年に約1239億ウォンへと急増した。
チョ・ミョンヒョンSemifive代表は「競争力と成長性を高く評価してくれた機関投資家に感謝する」とし「公募資金で技術開発を継続し、グローバルAI ASIC企業として成長する」と語った。
一方Semifiveは18〜19日の2日間、一般投資家向けの公募申込を実施する。その後の払い込みを経て29日にKOSDAQ市場への上場を予定した。
上場予定株式数は3371万6419株で、上場後の時価総額は8092億ウォンと試算される。