アルトスベンチャーズがピュアスペースに60億ウォン投資食品廃棄削減狙う

ベンチャーキャピタル（VC）のアルトスベンチャーズがフードテックスタートアップのピュアスペースに新規投資を実行した。

16日にアルトスベンチャーズは、ピュアスペースのシリーズA資金調達に参加し、60億ウォンを投資したと明らかにした。アルトスベンチャーズが単独で投資した。

ピュアスペースはフードテックスタートアップで2018年に設立された。果物と野菜の熟成と腐敗を促進するエチレンガスを制御し生鮮食品の消費期限を延長する技術が中核だ。

兄妹であるイ・ソニョン代表、イ・ジェソン最高執行責任者（COO）が、父親が研究していた触媒技術を引き継いで共同創業した。6年間の技術開発の末、エチレン除去技術の商用化に成功した。

アルトスベンチャーズによると、ピュアスペースは韓国のロッテマートと実証テストを実施し、食品廃棄量50%減少と一部品目の消費期限2倍延長の効果を確認した。

同社は今回の資金を営業人員の拡充、次世代製品の開発に充てる方針だ。来年にエチレンガス制御技術を適用した生鮮食品輸送コンテナの発売を予定した。

アン・サンイルアルトスベンチャーズ・パートナーは「全世界で食品廃棄の削減必要性が高まり、企業の需要も拡大しており、今回の投資を決定した」と述べた。