配達ライダーが故意に33件事故起こし保険金8700万ウォン詐取

後退する車両や急いで車線変更する車両を狙って故意に事故を起こした配達ライダーが検察に送致された。この配達員は33件の故意事故を通じて合計8700万ウォンの保険金をだまし取ったことが判明した。

14日、金融監督院は自動車損害賠償振興院（以下「自賠院」）と協力し、損害保険会社および共済組合の保険金を詐取した二輪車配達員A氏を摘発したと明らかにした。A氏は警察の捜査を経て検察に送致された。

金融監督院は自賠院などと実務協議会を通じて把握したテジョン地域の二輪車故意事故の疑い者に対し企画調査を実施し、捜査依頼を行った。テジョンドゥンサン警察署は金融監督院と自賠院の協力内容を基に、自動車の死角を悪用して故意事故を起こしたA氏を今月10日に検察へ送致した。

二輪車配達員A氏は、道路上で後退が必要な車両を対象に自身の二輪車を後退車両に故意に接近させ、故意事故を起こした。特に、貨物車両などが後退する場合、A氏は事故回避の努力をせずに待機し、自身の二輪車を後退車両と接触させる方法で多数の故意事故を誘発した。

またA氏は、車線を急いで変更する車両を対象に速度を減速しないか、むしろ上げて相手車両の後部および左右側面に追突する方式で故意事故を起こすこともあった。

金融監督院は、最近、無理な車線変更や一方通行違反など交通法規違反車両を対象に二輪車の故意事故誘発事例が多数あることから、車両運転時の法規順守および防衛運転などを通じて保険金詐欺の被害予防を呼びかけた。