米国発の追い風を受け、12日午場のKOSPIとKOSDAQはともに上昇基調だ。
同日11時43分時点のKOSPIは前営業日比41.15ポイント(1%)高の4151.77で取引されている。
有価証券市場では機関が単独で7673億ウォンの買い越しとなり、指数を押し上げている。個人と外国人はそれぞれ6757億ウォン、887億ウォンを売り越している。
時価総額上位10銘柄のうち9銘柄に買いが入った。ハンファエアロスペースが4%以上上昇し、上げ幅が目立った。斗山エナビリティ(2.98%)、現代自(2.03%)なども上昇基調だ。LGエナジーソリューションのみ0.78%下落している。
同時刻のKOSDAQは前営業日比2.06ポイント(0.22%)高の936.70で取引されている。KOSDAQは小幅安の933台で寄り付き、午場は934〜938台で推移している。
KOSDAQ市場では外国人と機関がそれぞれ1108億ウォン、75億ウォン規模の「買い」に動き、指数を押し上げている。個人は単独で738億ウォン規模の「売り」に動いた。
KOSDAQの時価総額上位銘柄はまちまちだ。レインボーロボティクス、ABLバイオ、コーロンティシュジン、エコプロBM、サムチョンダン製薬は小幅高となっている。Alteogenは競合のハロザイムが米国の裁判所に特許無効審判を提起し、3%台の軟調さだ。
KOSPIとKOSDAQの同時上昇は前夜の米国市場の好材料が反映されたとみられる。前夜の米ニューヨーク市場でダウ工業株30種平均とS&P500が過去最高値を更新し、韓国の投資心理を改善させたためだ。
ブロードコムの好決算も株価上昇の要因として働いた。ブロードコムは前日引け後の決算発表で、直近の第3四半期の売上高が前年同期比28%急増の180億2000万ドル(約26兆5000億ウォン)だったと明らかにした。これは市場予想の174億9000万ドル(約25兆7000億ウォン)を上回る。
カン・ジンヒョク新韓投資証券研究員は「爆発的なブロードコム(Broadcom)の決算を受け、半導体・原子力・電力機器など人工知能(AI)バリューチェーン全般の投資心理が回復した」と述べ、「AIバリューチェーンおよび防衛産業・自動車が指数を牽引するなか、資産株テーマの強含みにより建設も良好な推移を示した」と分析した。