10日、KOSPI指数が米国の政策金利決定を前に小幅に上昇して始まった。
この日午前9時11分時点でKOSPI指数は前営業日より18.9ポイント(0.46%)高の4162.45を付けた。KOSPI指数は前営業日比0.37%上昇の4159.05で取引を開始した。
有価証券市場では外国人が単独で933億ウォン規模を買い越し、指数を押し上げている。個人と機関はそれぞれ895億ウォン、53億ウォンを順売りした。
時価総額上位銘柄には買いが入った。SKハイニックスが4.24%急騰し、斗山エナビリティ(1.04%)、サムスン電子(0.74%)、HD現代重工業(0.17%)などが上昇基調だ。これに対しハンファエアロスペース(-2.19%)、現代車(-1.71%)、サムスンバイオロジクス(-1.02%)などは軟調だ。
同時刻、KOSDAQ指数は前営業日より0.42ポイント(0.05%)高の931.77で取引されている。KOSDAQ指数は前営業日比0.11%高の932.37で始まった。
KOSDAQ市場では個人のみが1657億ウォン規模を買い越し中だ。外国人と機関はそれぞれ970億ウォン、540億ウォンを売った。
KOSDAQの時価総額上位銘柄は下落基調だ。AlteogenとKOLONティシュジン、HLBが1%台の軟調で、レインボーロボティクス(-0.98%)、LigaChem Biosciences(-0.71%)、エコプロ(-0.42%)、ABLバイオ(-0.32%)、Peptron(-0.19%)などが小幅に下落している。サムチョンダン製薬とエコプロBMはそれぞれ3.08%、0.49%上昇した。
この日ソウル外国為替市場で米ドルに対するウォン相場(ウォン・ドル相場)は前営業日より2.3ウォン安の1470ウォンで取引を開始した。
一方、9日(現地時間)のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は前営業日より0.38%安の4万7560.29で取引を終えた。S&P500指数は前営業日比0.09%下落の6840.51、ナスダック総合指数は0.13%高の2万3576.49を記録した。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利決定を控え、まちまちの展開となった。市場では今回のFOMCで0.25%ポイントの利下げを実施すると見込んでいる。
米国の投資アナリストであるブレット・ケンウェルは「現時点では利下げはほぼ確実で、連邦準備制度(FRB)の経済見通しとジェローム・パウエルFRB議長の発言は市場に大きな影響を与えるだろう」と述べ、「今週だけでなく今月残りの期間の流れをも左右しかねない」と語った。