SKハイニックスADR発行検討で米上場視野に株価3％高

SKハイニックスの株価が10日、寄り付き直後から堅調だ。会社が米国預託証券（ADR）を発行して米国株式市場への上場を検討しているとの報に、買いが集まっているとみられる。

同日午前9時43分時点でSKハイニックスは有価証券市場で前営業日比1万8000ウォン（3.18%）高の58万4000ウォンで取引されている。

SKハイニックスはこの日、通常取引開始前の照会公示要請への回答を通じて「自己株式を活用した米国株式市場への上場など企業価値向上のための多様な方策を検討しており、現時点まで確定した事項はない」と明らかにした。

ADRを発行する場合、米国の投資家も間接的に当該株式を取引できるため、事実上、米国内上場と同様の効果を享受できる。

一部では競合である米国のマイクロンなどと比べ、SKハイニックスが割安に評価されているとの分析があるが、ADRを発行すれば海外市場で企業価値の再評価が期待できる。