韓国投資証券がNHNの目標株価を4万ウォンに引き上げゲーム事業の反騰を期待

韓国投資証券は10日、NHNについて来年1〜3月期から新作の投入が始まりゲーム事業部の利益が増加すると分析した。投資意見は「買い（Buy）」を維持し、目標株価を従来の3万5000ウォンから4万ウォンへ引き上げた。前営業日NHNの終値は3万650ウォンである。

チョン・ホユン韓国投資証券研究員はNHNの2026年売上高を2兆8880億ウォン、営業利益を1530億ウォンと予想した。前年に比べそれぞれ15.7%、47.6%の増加水準である。

チョン研究員は「2025年上半期に低迷していた株価が夏を起点に反騰に成功した」と述べ、「政府レベルでの人工知能（AI）投資拡大、公共機関のクラウド転換の加速化などの影響により、NHNのクラウド事業部に好影響を与える環境が整ったことが、今年の株価上昇とバリュエーション回復の主因であった」と分析した。

NHNクラウドは7月、科学技術情報通信部と情報通信産業振興院（NIPA）が推進する「GPU確保・構築・運用支援事業」で最多構築事業者に最終選定され、韓国政府が推進する1万3000枚のGPU構築事業でGPU7600枚を確保した。

来年にはゲーム事業部の反騰を期待した。チョン研究員は「2026年からは長らく成果がなかったゲーム事業部の反騰まで期待できる」と述べ、「来年上半期に発売予定のファイナルファンタジーは日本だけでなく西欧圏とアジア全般で人気のある知的財産（IP）であるだけに、意味のある水準のヒットを期待できる作品だ」と分析した。

続けて「ゲーム事業部の新作の成果は直ちに業績改善につながり得るだけに、新作がヒットに成功すれば業績拡大と株価上昇を同時に期待できる2026年になると見込む」と述べた。