ハンファ生命は、キム・ドンウォン最高グローバル責任者（CGO）社長が8日（現地時間）にアブダビ・ファイナンス・ウィーク（ADFW）2025のグローバル・マーケット・サミット開会の辞を務め、両国協力の意義と金融の役割を強調したと10日に明らかにした。グローバル・マーケット・サミットはADFW 2025の公式セッションであり、グローバル資本市場の構造的変化を多角的に分析し、今後の資本ネットワークの方向性を示すために開かれる。
キム社長は同日「韓国とアラブ首長国連邦（UAE）は1980年の国交樹立以来、協力の地平を着実に広げてきた」とし、「金融会社として両国の『100年の同行』を次世代までつなげる先頭に立つ」と述べた。
続けてキム社長は「韓国とUAEは危機を機会に変え、変化を恐れず、信頼に基づく長期的な関係を志向するDNAを共有している」とし、「両国の持続可能な金融パートナーシップ構築のために金融の役割が重要だ。金融は協力の意思を機会へ転換する触媒であり、産業とイノベーションを生き生きと動かす中核だ」と強調した。
キム社長はUAEとの実質的かつ持続可能な協力の重要性にも言及した。キム社長は「アブダビの高度化された市場インフラを土台に、新たな金融エコシステムを共に構築していく」と述べた。キム社長は、両国の将来協力が実物資産の共同投資、サプライチェーン・ファイナンス、国境を越える決済インフラの高度化、デジタル資産プラットフォーム構築など金融分野を中心に拡大すると見通した。
キム社長はまた「アブダビと韓国が共に切り開く道程が未来金融のグローバルな基準点になることを期待する」とし、UAEと協力する意思も示した。
ADFWはアブダビ皇太子の後援の下、アブダビ・グローバル・マーケット（ADGM）が主催する中東最大の金融イベントだ。今年のADFWは「資本ネットワークの再構築（Engineering the Capital Network）」をテーマに、グローバル資本の流れを再設計し、伝統的金融とデジタル金融が結合する新たな金融オペレーティング・システムを構築する方策を集中的に議論している。