ロッテ観光開発株価上昇中国入島客増で業績回復鮮明

ロッテ観光開発の株価が8日寄り付き直後に5%台の上昇となっている。足元で韓中関係が改善したうえ、韓日令の恩恵で中国人の入島客数が増加し、株価の上昇局面が続くとの見方を示す証券会社の評価が出て買いが集まったとみられる。

同日午前9時43分現在、ロッテ観光開発は有価証券市場で前営業日比1100ウォン（5.15%）高の2万2450ウォンで取引されている。

イ・ファヌク・ユアンタ証券研究員は「中国人入島客数の回復傾向が続いており、済州カジノ市場のシェア拡大の基調も堅調だ」と述べ、「これに起因した外形成長と営業レバレッジ効果が鮮明だ」と評価した。

あわせて来年も堅調な入島客数の回復が見込まれるとした。

同研究員は「韓中関係の改善および韓日令の恩恵が続く局面だ」とし、「ドリームタワーの認知度が上がり、市場シェア（MS）の拡大が円滑に進んでおり、従来の業績予想に比べて高い業績改善を記録する見通しだ」と分析した。

一方、金融監督院の電子公示システムによると、ロッテ観光開発の先月の連結基準のカジノ売上高の暫定値は前年同期比96.9%増の513億5800万ウォン、連結基準のホテル売上高の暫定値は前年同期比15.9%増の64億5900万ウォンである。

当期業績の暫定値は2357億8300万ウォンで、前年同期比74.4%増加した。