現代自が米国ハイブリッドでシェア拡大株価1年高値更新

5日に現代自動車の株価が急騰した。米国ハイブリッド車市場での迅速なシェア拡大が投資家心理を刺激したとの見方である。

同日午前10時4分時点で現代自は有価証券市場で前営業日比1万7500ウォン（6.17%）高の30万1000ウォンで取引されている。取引時間中に30万3500ウォンで取引され、1年の最高値を更新する場面もあった。

米国ハイブリッド自動車市場での迅速なシェア拡大が株価を押し上げているとの見方である。

ユン・ヒョクジンSK証券研究員は「25%の関税下でも現代自の米国市場シェアは上昇した」と述べ、「収益体質が弱い日産、ステランティスなどが先に値上げを実施する場合、15%の輸入車関税が課される米国自動車市場は現代自動車グループとトヨタへ急速な市場再編が進む可能性が高い」と分析した。

米国自動車市場ではハイブリッド車の比率が増加している。2022年初に6%水準にとどまっていた全体のうちハイブリッド車の比率は、足元では13%台まで倍以上に上昇した。現代自の米国ハイブリッド車市場シェアは2024年初の5%台から最近は8〜9%台まで上昇した。

ガバナンス（支配構造）再編への期待感も現代自の株価にポジティブに作用しているもようだ。

チェ・テヨンDS投資証券研究員は「現代自はグローバル完成車の中で最も速いペースで市場を拡大しているにもかかわらず、自動運転に向けた人工知能（AI）ソフトウエア（SW）開発能力が現代モービス、現代オートエバーなどグループ内に分散しており、株価が割安に放置されている」と述べ、「ガバナンスが再編されれば企業価値が再評価されるだろう」との見方を示した。