債権団がロッテケミカルとHD現代ケミカルの支援策協議 有償増資と永久債検討

ロッテケミカルとHD現代ケミカルの債権団が5日に自律協議会を開き、この会社に対する金融支援策を協議した。

金融業界によると、債権団は同日、ソウル・ヨイドの韓国産業銀行本館でロッテケミカルとHD現代ケミカルの自律協議会を相次いで開き、金融支援策を協議した。

両社の債権団にはKB国民・新韓・ハナ・NH農協・ウリィ銀行など5大銀行がすべて含まれた。石油化学業界の構造調整が始まり、債権団の自律協議会が招集されたのは今回が初めてである。

業界によると、両社は忠清南道・大山の石油化学コンプレックス内ナフサ分解設備（NCC）の統廃合過程で、それぞれ4000億ウォンずつ計8000億ウォン規模の有償増資を実施する案を提示した。金融支援としては、スペシャルティ（高付加価値製品）への転換などに向けた新規資金支援と永久債の発行などを債権団に要請したと伝えられた。

債権団は内部検討を経て15日ごろに書面決議を実施し、直ちにデューデリジェンスを進める計画である。債権団は実査を経て事業再編計画の妥当性、会社・親会社の支援計画を点検した後、金融支援策を整える。早ければ来年2月ごろに最終的な金融支援策が確定する見通しである。

ロッテケミカル・HD現代ケミカルが石油化学産業の構造革新の第一歩であるだけに、金融当局と債権団も迅速に関連手続きを進めるとみられる。ただし、債権団が両社の自助策に追加努力を求めるかどうかなどによって、進行速度は変わり得る。