金融監督院長クーパンペイ決済流出を点検検査移行検討

李粲珍（イ・チャンジン）金融監督院長は3日、クーパンペイの決済情報流出の有無を確認するため現場点検に入ったとし、検査への移行可否も検討すると説明した。

共に民主黨の金賢庭議員は同日、クーパンの個人情報流出事態に関する国会政務委の緊急懸案質疑で「クーパンの『ワンID』政策により、クーパンに加入すればクーパンペイの利用も自動的に加入される」と述べ、「クーパンペイに接続できる玄関口が破られた格好だ。金融事故の有無を必ず確認すべきだ」と語った。

これに対し李院長は「ワンID政策においてクーパンとクーパンペイが事前に合意した状態でプラットフォームを共同利用する状況になったようだ」と述べ、「昨日クーパンペイに現場点検に入ったが、確認され次第、検査可否を判断し積極的に対応する」と説明した。

クーパンペイはクーパンのフィンテック子会社である。現行法上は電子金融業者に該当し、金融当局の監督・検査の対象だ。

金融監督院は個人情報に続き決済情報流出も確認するため、前日に現場点検に乗り出した。決済情報流出はなかったとするクーパン側の金融監督院への報告内容が事実かどうかを判断するためである。点検過程で追加の問題が明らかになれば、金融監督院は検査に移行したうえで細部の事案まで精査する。