この記事は2025年12月3日9時55分にChosunBizのMoneyMove(MM)サイトに掲載された。
プライベートエクイティファンド(PEF)運用会社スカイレイクエクイティパートナーズがA+ Assetの持ち株処分計画について初めて立場を示した。法人大手保険代理店(GA)で上場企業のA+ AssetはアクティビストファンドのAlign Partners資産運用と現大株主側が経営権を巡り争っており、スカイレイクは一部株式を保有することでキャスティングボートを握った。
3日、スカイレイクは「A+ Assetを保有するファンドの満期が迫っており、保有持ち分を売却する予定だ」とし、「公開買付であれ対抗公開買付であれ、より高い価格を提示するところに対し公開市場内でのみ取引に応じる」と明らかにした。
スカイレイクは、現経営陣であるクァク・グノA+ Asset会長や公開買付を進めるAlign Partnersとの個別取引は行わない線を引いた。スカイレイクは「現大株主側とアクティビストファンド間で持ち株確保が進行中の状況で、個別の接触や取引は進めない」と述べた。
Align Partnersは先月19日から20日間、有価証券市場上場のA+ Asset450万1192株(19.91%)に対する公開買付を実施している。公開買付価格は1株当たり8000ウォンで、総額360億ウォン規模である。公開買付の目的は株主価値の向上だ。
Alignが公開買付目標を達成すれば、A+ Assetの持ち株24.9%を確保して第2位株主となる。現経営陣のクァク・グノA+ Asset会長は特別関係人を含めてA+ Asset株25.54%を保有している。
持ち株4.79%を保有する財務的投資家(FI)であるスカイレイクの判断次第で筆頭株主が変わる可能性がある。スカイレイクはクァク会長と共同保有中だと公示した状態だが、これまで明確な立場は示していなかった。
スカイレイクは2016年に造成した10号ブラインドファンドを通じ、翌年A+ Assetに500億ウォンを投資した。持ち株を着実に売却し、現在は元本ベースで80億ウォンだけ残している状態だ。
この日午前9時45分時点でA+ Assetの株価は公開買付価格を上回る8230ウォンを記録している。市場参加者がクァク会長の対抗公開買付やAlignの公開買付価格引き上げを期待している影響である。