この記者は2025年12月1日15時55分にChosunBiz MoneyMoveサイトに掲載された。
「アギサンオ」(あかちゃんサメ)で有名な乳幼児向けコンテンツ専門企業ピンクフォンカンパニー(The Pinkfong Company)の株価が低迷しているため、財務的投資家(FI)たちの投資金回収計画が狂っている。ピンクフォンカンパニーの評価が低い時に投資した初期投資家たちは懸念がないが、KDB Capitalをはじめとして2021年以降にセカンダリー投資を行ったFIたちは悩みが深まっている。
1日、韓国取引所によれば同日ピンクフォンカンパニー(The Pinkfong Company)の株価は前営業日比400ウォン(1.11%)上昇して3万5900ウォンで取引を終えた。最近株価は反発したが、依然として公募価格の3万8000ウォンに達していない。時価総額は5209億ウォンである。一時はユニコーン企業(時価総額1兆ウォン)になると期待されたが、その期待は色あせている水準だ。
ピンクフォンカンパニーの株価低迷で最も懸念が大きいのはKDB Capitalなど2021年以降にピンクフォンカンパニーの株式を買い入れた者たちだ。旧株の取引価格は正確には明らかにされていないが、コロナ19以降に流動性が豊富だった時期である点を考慮すれば当時のピンクフォンカンパニーの企業価値は少なくとも7000億ウォンを超えていたと業界では推定している。
KDB Capitalはピンクフォンカンパニーの持ち株を2.92%保有しており、上場後3か月経てば売却可能である。これ以外にもInterVestとDSC Investment、パートナーズインベストメント、Company K Partners、ポジティブインベストメントなど多数のベンチャーキャピタル(VC)がピンクフォンカンパニーの株式を保有している。
ピンクフォンカンパニーの株価が低迷している理由は結局業績による。コロナ19の大流行が終息するとオンラインコンテンツの人気はしぼみ利益も自然に減少した。2019年に312億ウォンだった営業利益は着実に減少し2022年には37億ウォンまで落ち込んだ。2024年は営業利益が188億ウォンまで改善したおかげで株式市場に上場することに成功したが、今年再び逆成長するという見方が出ている。証券会社コンセンサス基準の今年の営業利益予想は180億ウォンである。
公募直前に投資した機関投資家たちのロックアップ(義務保有確約)分もまもなく解除され始め、株価に悪影響を与える懸念が出ている。来る3日から35万2778株(発行済株式数の2.5%)がまず解除され、1か月後にも22万4958株が市場に出る。来年2月と5月にもそれぞれ10万3698株、39万6398株が売却可能となる。
ピンクフォンカンパニーが上場する前に投資した投資家たちの保有株も市場に出る。1か月後に解除されるベンチャー投資家およびその他株主の持ち株比率は発行済株式数の合計で9.72%(139万6042株)である。3か月後に解除される分も8.79%(126万4019株)、6か月後にはKTの保有株を含め発行済株式数の合計で10.11%(145万650株)に達する株式が売却可能となる。
2010年に設立されたピンクフォンカンパニーはピンクフォン、アギサンオ、ホギ、ベベピン、シールルクをはじめとする多様なキャラクターの知的財産権(IP)を保有している。映像や音源以外にもアプリ、ゲーム、玩具、ライセンスなどIPを多様に活用している。昨年の売上は973億ウォン、営業利益は188億ウォンを記録した。今年上半期の売上高は451億ウォン、営業利益は89億ウォンである。
NH投資証券はピンクフォンカンパニーが来年業績転換を達成すると期待している。来年ピンクフォンカンパニーの売上高を前年比18.5%増の2180億ウォン、営業利益を31.5%増の500億ウォンと推定した。
シム・ウィソブNH投資証券研究員は「2022年以降キャラクター基盤の商品・ライセンス事業の調整などにより売上が低迷しているように見えるが、コンテンツ事業の売上は堅調な成長を続けており営業利益率も増加傾向にある」と述べ、「来年には売上成長とともに営業利益率も増加するだろう」と語った。