米ハイテク高受けサムスン電子とSKハイニックスが同時に上昇

25日午前、半導体の主力株であるサムスン電子とSKハイニックスの株価が2%台の上昇だ。前夜のニューヨーク市場で人工知能（AI）バブル論争がいくぶん沈静化し、ハイテク株中心の反騰が示現した影響とみられる。

同日午前9時35分時点でサムスン電子は有価証券市場で前営業日比2600ウォン（2.69%）高の9万9300ウォンで取引されている。SKハイニックスは前日比1万4500ウォン（2.79%）高の53万4500ウォンを付けている。

前夜、グーグルのAIサービス「Gemini 3.0」が「キラーアプリ」として好評を博し、これまで相場下落を主導したAIの収益性への懸念が一部和らいだ影響である。ニューヨーク市場でアルファベットは6.31%急騰し、年内の最高値を更新したほか、米国のハイテク株中心であるナスダック100指数は2.62%急騰した。

あわせて米連邦準備制度（FRB）を中心に12月の利下げ期待が高まるなか、エヌビディアがAIバブル論を反駁する株主書簡を投資家に送り悲観論に対応したことも投資家心理にプラスに作用したとみられる。