米国の利下げ期待が再燃し、人工知能(AI)の技術水準に対する信頼が高まるなど韓国の株式市場に追い風となる材料が相次いだが、25日のKOSPIは小幅高にとどまった。長期化するウォン安が大口の海外資金流入の重荷として働いているとの指摘が出ている。

この日のKOSPIは前営業日比11.72ポイント(0.30%)高の3857.78で取引を終えた。朝方は96.30ポイント(2.50%)高の3942.36で始まったが、日中は上昇幅が縮小した。午後には一時マイナスに転じる場面もあった。海外投資家が1000億ウォン超を純買い越したが、指数を大きく押し上げることはできなかった。

25日ソウルの中区にあるハナ銀行本店のディーリングルームでディーラーたちが業務に当たっている。この日KOSPIは前営業日比11.72ポイント(0.30%)高の3857.78で取引を終えた。/聯合ニュース

前日の米国株が大きく上昇したことを踏まえると、この日のKOSPIの小幅な上昇はやや物足りない水準だった。米国の政策金利決定に関与する連邦準備制度関係者が12月の利下げを支持する発言を示したうえ、グーグルが発表したAI「Gemini 3」の技術力が確認され、「AIバブル論」への懸念も大きく後退し、米ナスダックは3%近く急騰した。

韓国市場でも寄り付き直後は半導体などのテクノロジー株が大幅高となった。しかし上昇は長続きせず、SKハイニックスは取引中に下落へ転じた。

継続するウォン安が韓国株式市場に対する海外投資家の投資妙味を低下させているとの分析が出た。ウォン・ドル相場が1500ウォンに迫るなか、為替当局は国民年金と輸出大企業はもとより証券会社まで招集し総力対応しているが、ウォン安の流れはなかなか止まらない。足元の対ドルウォン相場は1470ウォン台で推移している。

時価総額上位では斗山エナビリティ、KB金融持株などは上昇したが、サムスンバイオロジクス、NAVER、ハンファオーシャンなどは比較的大きく下落した。

高く始まったKOSDAQも下落して引けた。この日のKOSDAQは0.41ポイント(0.05%)安の856.03で取引を終えた。海外投資家は買い越したが、時価総額上位銘柄の多くが下落し、指数も弱含みとなった。

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