米国の基準金利引き下げ期待を追い風に上昇して始まったKOSPI指数は結局2営業日連続で3900台を下回って引けた。外国人の売り越しが有価証券市場を圧倒して下落を主導する中、バイオ大手の弱含みでKOSDAQ指数も下落して取引を終えた。
24日のKOSPI指数は前営業日比0.19%(7.20ポイント)安の3846.06で取引を終えた。KOSPI指数は61.90ポイント(1.61%)高の3915.16でスタートし1%台の上昇基調を維持したが、外国人が売り越しに転じると3900台を下回った。
有価証券市場では個人と外国人がそれぞれ4542億ウォン、4232億ウォンを売り越し、指数を押し下げた。一方で機関は単独で8963億ウォンを買い越し、指数の下支えをした。
寄り付き直後のKOSPI指数は先週最後の営業日だった21日(現地時間)の米国株式市場の回復基調を反映して上昇した。
寄り付き直後の上昇分は21日(現地時間)の米国株式市場の反発によるものだ。この日、米主要3指数はジョン・ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の「近い将来の利下げ追加調整の可能性」発言などを受け、12月の米連邦準備制度理事会(Fed)による利下げ期待が再燃し、そろって上昇して引けた。
しかし国内の投資心理はまだ完全には回復していない。イ・ギョンミン大信証券研究員は「週末の間に主要連銀総裁らのハト派(緩和志向)的な発言で12月の利下げコンセンサスが70%近くまで反発したが、依然として投資心理が回復しきれていない」と分析した。
有価証券市場の時価総額上位銘柄も概ね下落して引けた。21日の下げが過度だったとの判断から割安買いが集まったサムスン電子を除き、SKハイニックス、LGエナジーソリューション、サムスンバイオロジクス、現代車、HD現代重工業、斗山エナビリティ、KB金融、ハンファエアロスペースはいずれも下落して引けた。
人的分割後、この日に再上場したサムスンバイオロジクスとサムスンエピスホールディングスも下落して引けた。とりわけサムスンエピスホールディングスは28%台の急落となった。
もっとも、米国とウクライナが露宇戦争を終わらせるための和平構想案交渉で進展を遂げたとの報が伝わり、斗山ボブキャット、現代建設機械、HD現代インフラコア、JUNJIN建設ロボットなどウクライナ復興関連株は上昇して引けた。
KOSDAQ指数は前営業日比7.51ポイント(0.87%)安の856.44で取引を終えた。KOSDAQ市場では個人が647億ウォンを買い越す一方、外国人と機関がそれぞれ402億ウォン、308億ウォンを売り越した。
とりわけKOSDAQ市場を牽引するバイオ株の弱さが目立った。イ・ジェウォン新韓投資証券研究員は「KOSDAQ指数はバイオ中心の大型株が弱含みとなり、人工知能(AI)バリューチェーンが堅調なKOSPI指数に比べてアンダーパフォーム(underperform・収益率低調)した」と述べ、「年内の追加利下げ期待で改善した投資心理はロボティクス・半導体素材・部品・装備などAI関連株に限定された」と説明した。
グローバル製薬企業イーライ・リリーとの契約不確実性を受け、Peptronは15%台の下落となった。
証券街では今週、市場のボラティリティが拡大する可能性が高いとみている。米国の主要指標の発表を控えているためだ。
イ・ジェウォン研究員は「ウィリアムズ連邦準備銀行総裁の発言一つでもボラティリティが高まる状況を見ると、個人消費支出(PCE)指数、米連邦準備制度の景気評価報告書であるベージュブックなどの経済・物価指標の発表で市場のボラティリティが拡大する見通しだ」と説明した。