この記事は2025年11月18日17時06分にChosunBiz MoneyMoveサイトに表示された。
企業ハンターのアン・サンヒョン姓の人物の横領・背任容疑で上場廃止手続きを踏んでいるCellfie Globalで経営権争いが続いている。Cellfie Globalの株主で構成された株主連合が既存経営陣を排し経営権を確保することに成功し争いが一旦収束するかに見えたが、この過程で関連文書が任意に作成されたことが明らかになり争いが長期化する兆しを見せている。
18日、資本市場業界によると9月5日に開かれたCellfie Global臨時株主総会で作成された議決権名簿が公証の前後で異なって作成されたことが確認された。ただし理事の登記のための公証が事後に行われたことにより生じた問題で、現経営陣は手続き上問題はないという立場だと述べている。
Cellfie Global株主連合は9月の臨時株主総会でユン・ジョンヨプ(Yun Jeongyeop)株主連合代表をはじめとし社内取締役3名と社外取締役2名、監査1名など計6名の役員を選任する議案を処理した。既存経営陣は全員解任されアン氏との繋がりを断つことに成功した。株主連合はこの内容で9月末に登記まで終え経営権を確保した。
しかし登記時に提出された公証文書で瑕疵が確認された。登記所に提出された公証文書にはCellfie Globalの「議決権のある発行済株式総数」は2792万3181株と記載された。発行済株式総数4591万2716株から自己株式55万5589株と議決権制限株式1743万3946株を除いた結果だ。当時株主連合が確保した議案賛成株式は962万3281株で、決議に必要な株数を満たしているように見えた。
しかし株主総会当時作成された議事録によればCellfie Globalの議決権のある発行済株式総数は3557万5300株にとどまる。同じ株主総会に関する文書で議決権のある発行済株式総数に約800万株の差が生じたのだ。株主連合が経営権交代のため実際の議決権のある発行済株式総数を故意に少なく記載した疑惑が出る理由だ。
このような疑惑について現経営陣は手続き上問題はないという立場だ。現経営陣側は「前経営陣が繰り返し公証法人に内容証明を送り現場公証を受けられなくさせたため書面公証に代替したが、それに必要な印鑑を事前に確保できなかった」とし「これにより印鑑のある委任株式で議案が可決した比率を合わせるため先に法院が偽装入金と判断して議決権を認めなかった株式総数を反映することになった」と説明した。
商法によれば役員の選任は株主総会で決定し、登記はそのための形式的な手続きである点も強調した。法院が選任した監査人の立会いの下で株主総会が開かれ、手続き上の問題のためやむを得ず名簿を再作成せざるを得なかったのだという。
現経営陣側は「実際に株主総会場で合法的に役員を選任したという点は法院でも認められている」とし「前経営陣が文書偽造容疑で争いを長期化させる意図で状況を作っていったと見ている」と述べた。
Cellfie Globalの既存経営陣と現経営陣は現在も経営権争いを続けている。既存経営陣は現経営陣が選任された当時の株主総会の効力がなく、現在進行中の株主総会開催を阻止してほしいという趣旨で訴訟を提起した。
現経営陣はCellfie Globalの正常化のため経営権を確保するとして株主から議決権を集めたが、文書変造事実が確認され争いも長引く見込みだ。Cellfie Globalは現在上場廃止が決定されているが、法院に効力停止仮処分申請が提起されている状況だ。経営権争いが長引けばそもそも薄い上場廃止決定を覆す可能性は大きく低下するだろう。
Cellfie Globalは2022年にアン氏をはじめとする一党が経営権を掌握した以降、会社資金を流用し財務状態が急激に悪化した。Cellfie Globalは昨年3月、2年連続で監査意見「拒否」が出たことで上場廃止実質審査対象に上がり、経営陣の横領・背任が確定したことで上場廃止事由が追加された。
韓国取引所は今年4月に「収益性改善が不確実で経営陣の不透明な資金執行が確認された」としてCellfie Globalの上場廃止を確定した。ただし経営陣側が会社を正常化するための十分な改善期間が付与されていないとし法院に上場廃止効力停止の仮処分を申請したため現在取引停止状態にとどまっている。