IBK投資証券はCOSMO AM&Tに対し、電気自動車(EV)向け需要が鈍化し、来年まで業績不振が続くと19日に評価した。あわせて投資判断を「買い」から「トレーディング・バイ(Trading Buy・短期買い)」へ引き下げた。一方で目標株価は従来の4万3000ウォンから5万ウォンへ引き上げた。
イ・ヒョヌクIBK投資証券研究員は「二次電池の市況は2023年をピークに継続的に悪化しており、来年も良くない市況が続くと見込む」とし、「本格的な業績回復の時期は2027年上半期と予想する」と述べた。
先にCOSMO AM&Tの今年第3四半期の売上高は1053億ウォン、営業利益は1億3000万ウォンを記録した。いずれも前四半期比でそれぞれ12.4%、74.5%減の水準で、市場予想(売上高1140億ウォン、営業利益6億ウォン)を大きく下回った。
同研究員は「正極材事業部門の稼働率低下により正極材部門の赤字が続き、収益性は損益分岐点(BEP)水準となった」とし、「昨年第3四半期から中断されたサムスンSDI向け正極材の出荷は今年第1四半期から再開され出荷量が漸増しているが、LG化学向け単結晶正極材は川下需要の悪化により出荷量が漸減した」と述べた。
第4四半期の業績見通しも暗い。同研究員は「電動工具およびIT向け需要は堅調だがEV向け需要が良くない状況であり、第4四半期の業績は保守的な見方が必要だ」としつつ、「サムスンSDI向けエネルギー貯蔵装置(ESS)の出荷は仕様切り替えの遅延により来年以降になる見通しだ」と付け加えた。
ここに正極材の生産能力(CAPA)拡張計画も遅延している。正極材CAPAは昨年3万トンから今年10万トンへ増加する予定だったが、EV市場需要の鈍化懸念により稼働時期が来年下半期へ遅れる予定だというのが同研究員の説明だ。