人工知能（AI）過熱論が続くなか、韓国株式市場も下落で始まった。前夜の米国ニューヨーク株式市場が下落する中、韓国株式市場で外国人投資家が売り越し基調を示している。時価総額比重が大きい大型半導体株が下落している。
19日KOSPI指数は前日より13.02ポイント（0.33%）高い3966.64で取引を開始したが、寄り付き直後に指数は下落に転じた。寄り付き直後から外国人が3000億ウォン超を売り優位としている。機関が様子見のなか、個人だけが買い越している。
KOSPI指数は寄り付き直後の上昇幅が拡大し、3900ラインさえ明け渡した。午前9時25分時点でKOSPI指数は前営業日より1.5%前後下落した3890台で推移している.
夜間の米国株式市場は一斉に下落した。エヌビディアの決算発表を前にAI投資の過熱論への懸念から大型ハイテク株が大半下落した影響だ。
とりわけAIブームが吹く現在の市場について「ドットコムバブルと類似する非合理的な要素もある」と認めたアルファベット最高経営責任者（CEO）スンダル・ピチャイの発言が投資心理に影響を与えた。スンダル・ピチャイは「もしバブルが崩壊すれば、どの企業も免疫はないだろう」と指摘した。
こうした状況で一部投資銀行がビッグテックの目標株価を引き下げると、ビッグテック業種が大幅下落した。エヌビディアが韓国時間で20日未明に決算を発表する。投資家の視線がここに集まる見通しだ。
KOSDAQ指数もまた大幅な下落基調を示している。この日のKOSDAQ指数は前営業日より2.79ポイント（0.32%）高い881.49で取引を開始したが、同様に下落に反転し下げ幅を広げている。午前9時25分時点でKOSDAQ指数は1.6%超下落した860台で推移している。
外国人が700億ウォンを売り越し、機関と個人が買い優位を示している。レインボーロボティクスは上昇しているが、AlteogenやエコプロBMなどその他の時価総額上位銘柄は大幅下落している.