KOSPI・KOSDAQ指数が18日にそろって下落して寄り付いた。前夜の米国株式市場が人工知能(AI)バブル論とエヌビディアの決算発表への警戒感で下落した影響を受けたとみられる。
この日午前9時3分時点でKOSPI指数は前営業日比25.17ポイント(0.62%)安の4064.08を付けている。KOSPI指数は前営業日比44.78ポイント(1.10%)下げた4044.47で寄り付いた。
有価証券市場では外国人だけが単独で買い越しに動いた。個人と機関がそれぞれ369億ウォン、41億ウォンを売り越すなか、外国人だけが338億ウォン分を買い進めている。
有価証券市場の時価総額上位銘柄10銘柄のうち6銘柄が下落基調だ。サムスン電子、SKハイニックス、LGエナジーソリューション、現代車、KB金融が下落する一方で、HD現代重工業、ハンファエアロスペース、斗山エナビリティは上昇している。
同時刻のKOSDAQ指数は前営業日比4.78ポイント(0.53%)安の897.89を示している。KOSDAQ指数は前営業日比3.05ポイント下げた899.62でスタートした。
KOSDAQ市場は個人が主導している。個人が796億ウォンを単独で買い越すなか、外国人と機関はそれぞれ235億ウォン、303億ウォンを売り越している。
KOSDAQ市場の時価総額上位銘柄はまちまちの展開だ。Alteogen、Peptron、LigaChem Biosciences、Pharma Researchは上昇しているが、エコプロBM、エコプロ、ABLバイオ、レインボーロボティクス、HLB、サムチョンダン製薬は下落中だ。
前夜のニューヨーク株式市場はそろって下落して引けた。ダウ工業株30種平均は前日比557.24ポイント(1.18%)安の4万6590.24で取引を終え、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500指数は前日比61.70ポイント(0.92%)安の6672.41で引けた。ナスダック総合指数は192.51ポイント(0.84%)下落の2万2708.07で取引を終えた。
エヌビディアの決算発表を控え、市場の警戒感が強まるなか、人工知能(AI)関連株が過大評価されているというバブル論の影響を受けたとみられる。加えて米連邦準備制度(FRB・Fed)の12月利下げの可能性が不確実になった点も悪影響を与えた。
一方、ドル・ウォン相場はソウル外国為替市場で前営業日終値比5ウォン高の1463ウォンで取引を開始した。