ユアンタ証券が資本増強のため初めて新種資本証券(永久債)を発行することを決定した。総額1700億ウォンで、企業手形(CP)と電子短期社債の償還に充当する予定である.

不動産プロジェクトファイナンス(PF)事業の低迷で収益性が悪化し、財務健全性を管理する必要性が高まったことから、永久債の発行によって自己資本を増やし、純資本比率(NCR)を強化しようとする戦略とみられる.

ソウルのヨンドゥンポ区にあるユアンタ証券本社。/ユアンタ証券提供

18日ユアンタ証券によると、同社は1100億ウォン規模の第1回私募新種資本証券、600億ウォン規模の第2回私募新種資本証券を発行することにした。興国生命(600億ウォン)、ハナキャピタル(170億ウォン)など15機関が引き受け、この日に募集と払い込みがともに行われる.

新種資本証券は株式と債券の特性を同時に持つ有価証券で、会計上は資本として認められる。ユアンタ証券が発行する新種資本証券はいずれも満期30年で、それぞれ5年、7年の早期償還権(コールオプション)が付与される。発行金利はそれぞれ年5.0%、5.7%だ。私募の新種資本証券であるため、ユアンタ証券が直接機関投資家の誘致に乗り出したとされる.

同社は6日に取締役会で新種資本証券の発行限度3000億ウォンを承認した。残余限度額については年末まで市場動向などを見て追加発行の可否を決める計画である。今回調達した資金は18日から12月の間に満期が到来するCPと電子短期社債の償還に充てることにした.

ユアンタ証券はここ数年不振な業績を示した。主な収益源だった不動産PF関連事業が悪化した影響で、2021年に1506億ウォンだった当期純利益は昨年731億ウォンへと半減した。今年第3四半期までの累計純利益は624億ウォンだ。同社は今年に入り289億ウォン規模の貸倒引当金を積み、支店閉鎖後に拠点店舗へ機能を移管する店舗効率化も進行中である.

証券会社は資本が多いほど大型ディールの受注、海外投資、新規事業進出などで有利である。また資本が増えれば自己資本に対するリスク資産の比率を示す純資本比率(NCR)が上がり、規制リスクが低下し、運用余力が向上する効果がある.

一般的に中小型の証券会社は利益規模が小さく、外部調達が難しいため資本増強のペースが遅い傾向にある。しかしユアンタ証券は今回の新種資本証券発行で自己資本が1兆6658億ウォンから1兆8358億ウォンへと10.2%増加した。NCRも6月末時点の628%から705%へと改善する.

同社は今回の新種資本証券発行後、安定的な収益を上げるための金融商品販売のケイパビリティを強化すると明らかにした。ユアンタ証券の関係者は「企業金融の営業基盤を広げ、機関投資家向け営業(ホールセール)とトレーディング部門でも投資機会を拡大し、会社全体の収益性を高める方針だ」と述べた.

リャオ・ジーフォンユアンタ証券代表理事は「今回の新種資本証券の発行により、ユアンタ証券は既存の安定的な収益基盤を越え、もう一段の飛躍が可能となる条件を整えることができた」と述べ、「向上した資本力を土台に資本適正性を高め、収益源の多角化に注力して各事業部門の競争力を高められるよう努める」と語った.

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