半導体業種への投資心理が持ち直し、17日にKOSPI指数が反発に成功した。特に11月に売り越し優位を示していた外国人投資家が「買い」に転じ、指数上昇をけん引した。
17日のKOSPI指数は前営業日比77.68p(1.94%)高の4089.25で取引を終えた。KOSPI指数は前場より67.00ポイント(1.67%)高い4078.57で寄り付き、日中は4089.88まで上昇したが、個人の売りで上げ幅を縮めた。
KOSPI市場では外国人と機関がそれぞれ4600億ウォン、530億ウォン規模で買い越し、指数上昇を主導した。個人投資家は単独で4930億ウォン分を売り浴びせた。
KOSPI市場の時価総額上位銘柄はまちまちで取引を終えた。KOSPI全銘柄のうち393銘柄が上昇し、493銘柄が下落した。残る42銘柄は横ばい圏にとどまった。
この日、半導体の主力株であるサムスン電子とSKハイニックスの株価が急騰し、KOSPIの反発を主導した。サムスン電子は3.5%、SKハイニックスは8.21%高で取引を終え、それぞれ「10万電子」と「60万ニックス」を死守した。前週の下落を主導した人工知能(AI)バブル論が沈静化し、押し目買いが流入する中、サムスン電子のメモリー半導体価格が引き上げられたとの報道で投資心理が改善した。
食品業種にも追い風が吹いた。農心と三養食品はそれぞれ9.35%、4.92%上昇した。グローバル販売価格の引き上げ効果が表れ、第3四半期の中国や欧州などでのグローバル販売実績の好調を背景に買いが入った。プルムウォン(5.83%)とS&D(4.3%)も堅調な四半期決算が株価に反映された。
中国政府が自国民に対し日本訪問の自粛を勧告し、韓国の旅行関連銘柄の株価も上昇した。西部T&D(18.25%)、ロッテ観光開発(12.63%)、ホテル新羅(4.92%)、GKL(3.92%)などが高く引けた。
この日、KOSDAQ指数は前営業日より4.77ポイント(0.53%)高い902.67で引けた。KOSDAQ指数は前場比6.25ポイント(0.70%)高い904.15で寄り付いた後、横ばい圏で推移した。個人と機関投資家がそれぞれ540億ウォン、400億ウォン規模で買い越した。一方、外国人投資家は970億ウォンの売り越しだった。
KOSDAQ市場の時価総額上位10銘柄のうち8銘柄の株価が上昇した。エコプロBM、ABLバイオ、Peptron、LigaChem Biosciences、サムチョンダン製薬の株価は前営業日より高い水準で取引を終えた。一方、Alteogenとエコプロは1%台下落した。
この日、ソウルの外国為替市場でのウォン・ドル相場の週間取引終値(午後3時30分基準)は前営業日比1.0ウォン高い1458.0ウォンで取引を終えた。