ALTがSPAC合併でKOSDAQに17日上場

モバイル端末メーカーのALTがKOSDAQ市場に上場する。

13日、韓国取引所はALTのKOSDAQ市場への合併上場を承認したと明らかにした。売買は17日から開始される。

被合併法人は第21号企業買収目的会社で、SPAC（企業買収目的会社）の消滅合併に伴う基準価格は4870ウォンで確定した。額面は100ウォンである。

ALTはキッズケータイやシニア向け携帯と呼ばれる、子どもや高齢者向けの専用モバイル端末を手がける企業で、2017年に設立された。自社ブランド「MIVE」は韓国のキッズケータイ市場でシェア60％を超えている。

ALTはモバイル端末製造に加え、タブレット基盤の人工知能（AI）プラットフォーム事業へと領域を拡大し、昨年は売上1276億ウォンを計上した。前年比49.7％の増加で、営業利益は153億ウォンと集計された。

ALTは上場資金を新規モバイル端末の開発とアプリケーション（アプリ）などサービス開発に充てる計画だ。来年の米国と日本への進出も予定した。

同社は上場後、株主価値の向上にも取り組む方針である。上場日の流通可能株式数は全上場株式数の37％水準で、自社株の取得と利益配当も推進することにした。

一方、先月27日にHana Financial第28号SPACとの吸収合併によりKOSDAQ市場に上場したSamik Pharmaceuticalは、上場日を含め4日連続でストップ高を記録したこともあった。