この記事は2025年11月12日16時03分にChosunBiz MoneyMoveサイトに掲載された。
SKテレコムが歌手サイが設立した芸能企画会社で有名なピネーションの株式売却を推進したとみられる。人工知能(AI)投資資金を確保することを目的にSKストアなど非中核資産の整理に乗り出したSKテレコムが、出資先の少数株式まで売却対象に含めたとの評価が出ている。
投資銀行(IB)業界によるとSKテレコムは最近ピネーションの株式を売却対象の非中核資産に分類し、買い手の選定を進めた。国内主要ベンチャーキャピタル(VC)を適格な買収候補群に選定し、SKテレコム経営戦略室の主導で投資家との接触を行ったとみられる。
売却対象はSKテレコムが保有するピネーションの株式9.7%(지난上半期末基準)全量であると伝えられた。SKテレコムは2018年、5世代(5G)移動通信のコンテンツ確保を目的に50億ウォンを投資して株主となった。当時ピネーションの企業価値は450億ウォン程度と評価された。
ピネーションは公演専門の芸能企画会社で歌手サイが2018年に設立した。当初はピーエスワイ(PSY)エンターテインメントとして出発し、ピネーションに社名を変更した。クローシュ、ファサ、ヘイズなどがピネーション所属の歌手で、会社は最近ガールズグループ(ベイビードン・クライ)を披露した。
SKテレコムが投資資産の少数株式まで売却対象に含める全方位の現金確保に乗り出したとの分析だ。AI中心の構造改革を目指してデータセンターの構築に速度を上げたが、지난4月に浮上したUSIMハッキング事案により加入者流出と業績悪化が続いたためだ。
実際に3四半期のSKテレコムの連結基準売上高は3兆9781億ウォンで前年同期比12.2%減と暫定集計された。同期間の営業利益は5333億ウォンから484億ウォンへ91%減少した。3四半期の当期純利益はマイナス(-)1639億ウォンで赤字転落した。
SKテレコムはSKストアの売却作業にも着手した。SKストアはTコマース(データホームショッピング)国内1位の事業者で、SKテレコムが持分100%を保有している。さらに2019年に取得したSKプラネットパンギョー(판교)社屋も売却することにした。지난4月にはカカオの持分を全量処分した。
VC業界の関係者は「成長の限界に直面したSKテレコムがAI・クラウド・データセンターなど新事業拡大を目指し資金調達に速度を上げているようだ」とし、「ピネーションのほか、事業シナジーが大きくない投資資産の相当数が売却対象に上がっていると聞いている」と述べた。
一方でSKテレコム側はピネーションの株式売却に関して「現在は推進していない」と語った。