このニュースは2025年11月12日08時43分にChosunBiz MoneyMoveサイトに表示された。
ジェムバックス&カエルが金融当局のハードルを越えられず、有償増資を撤回した。アルツハイマー病の新薬候補物質『GV1001』の第3相臨床試験への進入と真核性核上麻痺治療薬の開発など新薬開発のために長い道のりを歩む必要があるジェムバックス&カエルとしては財務上の負担感が大きくなった。特に新株予約権付社債(BW)償還のための資金確保が必要な状況だ。
一部では、有償増資推進と臨床失敗発表の過程で金融監督院から複数回にわたり指摘を受けたことを踏まえ、今後の資金調達も容易ではないのではないかという懸念が出ている。
BWは会社の新株を約定された価格で購入できる権利を含む債券だ。BW投資家は債券投資に伴う利子とともに株価が行使価格より高ければ新株を割安に取得して利益を実現できる。
現在残高が残るジェムバックス&カエルのBWは7回、8回、10回、11回など計4回だ。一部のBWはジェムバックス&カエルの持株会社の役割を果たすジェム앤컴퍼니が保有しているが、残りの物量は一般の個人投資家が保有している。
行使価格は現在1万1000〜1万6000ウォン台に形成されている。現在の株価が4万ウォン台である点を考慮すれば、新株発行を行使すれば3〜4倍の時価差益を得ることができる。
しかしジェムバックス&カエルの資金事情を考えるとBW投資家も憂慮する点がないわけではない。6月時点でジェムバックス&カエルが保有する現金性資産は約140億ウォンにすぎない。昨年まで4年連続で営業損失を記録しており、事業だけで資本を拡充することは事実上不可能だ。
一方、残るBW発行残高は500億ウォンに達する。まだ償還までには期間に余裕があるが、今後GV1001の臨床試験のために莫大な資金を使用しなければならない点で見ると事実上元本償還の余力が不足している状況だ。
実際にジェムバックス&カエルは今回の有償増資で借入金返済資金の一部を用意する計画だった。約2400億ウォンの有償増資資金のうち442億ウォンを債務返済に使用する予定だった。現在ジェムバックス&カエルは年間利息費用だけで約20億ウォンが発生しており、営業収益では借入金の利息を返済できていない。
BW投資家が懸念する部分は他にもある。ジェムバックス&カエルの系列会社であるSAMSUNG PHARMは昨年406億ウォン規模の有償増資を行った後、資金の大部分を第3順位の用途であった運転資金に使用し論争になった。資金調達と使用の方法が不透明に進行しているという指摘が出ている。
ジェムバックス&カエルは今後の資本調達計画に関し有償増資の代わりに私募方式の資金調達を推進する計画だ。ジェムバックス&カエルは11日「真核性核上麻痺延長研究の臨床試験結果発表後に私募を通じて迅速に資本を拡充する」とし「短期流動性リスクを解消し、不確実だった資金調達計画を確定する」と明らかにした。
ジェムバックス&カエルの資本調達方式の変更は事実上第三者割当増資を行うかメザニンを追加で発行するという意味に見える。ただし一度臨床失敗の発表が出たことから過去ほど私募方式の資金調達が容易かは分からない。実際にUNION KOREA PHARMが昨年BW早期償還請求額192億ウォンを返済するため転換社債(CB)発行を推進したが、払込が適切に行われず支払不能の懸念が高まったことがある。
ジェムバックス&カエルは現在メザニン発行上限も必要な資金に比べると少ない状況だ。ジェムバックス&カエルのBW発行上限は約1000億ウォン程度に過ぎない。
金融投資業界のある関係者は「ジェムバックス&カエルが社債元本を返済できない可能性はほとんどないが、あいにく2000億ウォン台の大規模な有償増資を実施した直後に臨床失敗を発表し金融当局から斜めの視線を受けていることが懸念要因だ」と述べ、「GV1001開発に莫大な資金が継続的に投入されなければならない状況で財務状態に対する懸念は長期間続くだろう」と語った。