グループ防弾少年団(BTS)の5集『アリラン』のタイトル曲「スウィム」(SWIM)が盗作疑惑に巻き込まれた。無名の作曲家たちが自分たちのデモ曲とBTSの楽曲の間に相当な類似性があるとして訴訟を提起した。
ビルボードは9日(現地時間)、スティーブ・クーパー、ジョン・サンドラー、グレイリン・ジョンソンら作曲家3人がBTSの「スウィム」と自分たちが制作した同名のデモ曲が類似しているとして前日に訴訟を起こしたと報じた。
訴状によると、彼らはHYBEとHYBEアメリカ、ビッグヒットミュージックをはじめ、バンド・ワンリパブリックのメンバーだったライアン・テダーなど「スウィム」の作曲陣を相手取り法的対応に乗り出した。
RMも「スウィム」の作曲家名簿に名を連ねたが、原告側はBTSおよびメンバーを被告として特定してはいないとビルボードは伝えた。
今回の訴訟の核心争点の一つは、BTS側が原告らのデモ曲に接する機会があったかどうかという点である。クーパーらは昨年3月からアーティスト・パブリッシング・グループの経営陣を含む音楽業界関係者に自分たちのデモ曲を渡し、この過程で当該曲が「スウィム」の作曲陣の一部にも共有されたと主張した。
原告側が分析を依頼した音楽学研究者アレクサンダー・スチュアートも両曲の類似性を指摘した。スチュアートはBTSの「スウィム」と原告らのデモ曲を比較した結果「タイトルに言及するフックから独特の和声、テクスチャー、リズム、歌詞要素に至るまで類似性がある」とし、「専門家の立場からは(『スウィム』は)BTSの固有の創作物ではなくコピーした曲だというのが避けられない結論だ」と主張した。
スチュアートは過去にエド・シーランの『シンキング・アウト・ラウド』、レッド・ツェッペリンの『天国への階段』の盗作訴訟などに関与した人物である。ただし当該訴訟は却下された経緯がある。