グループNewJeansの所属事務所ADORと前メンバーのダニエル、ミン・ヒジン前ADOR代表(現オーケイレコーズ代表)の第3回弁論期日が行われた。
2日、ソウル中央地方法院民事合議31部(部長判事南仁洙)は、ADORがダニエルとその家族、ミン・ヒジン前代表を相手取り提起した損害賠償請求訴訟の第3回弁論期日を開いた。
先立ってADOR側は昨年12月にダニエルへ専属契約解除を通告し、今回の紛争状況を招きNewJeans離脱と復帰遅延に重大な責任があるとみるダニエルとダニエルの家族1人、ミン・ヒジン前代表を相手に約431億ウォンの損害賠償請求訴訟を提起した。
第3回弁論期日でADOR側は、ダニエルがNewJeansメンバーの中で唯一ミュージシャン活動を独断で実行した点と、NewJeansメンバーの中で唯一独断的に商業的活動(雑誌発刊)を実行し、芸能事務所を代替する組合を設立して中国資本と二重契約を締結した点、違反行為が最も重大であるにもかかわらず是正措置に何ら努力を払わず、むしろ原告(ADOR)を責めたり隠蔽して信頼関係の回復を妨げた点などを指摘した。
ADOR側は、ダニエルが自分たちを排除したまま独自に芸能活動を試みたと主張し、昨年3月21日の仮処分決定直後である3月25日と26日にミン前代表、NewJeansの母親たち、弁護士らの間で交わされた会話を証拠に挙げた。ADOR側は「原告を通さずに『演奏』や『歌唱』をしたなら専属契約違反だ」とし、「被告側はミュージックビデオのような『成果物がなければ契約違反ではない』と主張するが、成果物を隠しているのではないかと考えざるを得ない」と指摘した。
またADOR側はダニエルの商業的活動(雑誌発刊)などをめぐり「雑誌はすべて商業誌であり、ここで大衆文化芸術人の地位と人気に基づいてモデル活動をしたとみるほかない。契約書を交わさず金銭を受け取っていないため違反ではないという主張もあるが、原告との専属契約と無関係な芸能活動はできないと定めており、契約書の有無や対価によって違反の有無が変わるものではないと考える」と批判した。
NewJeansが芸能企画事業を目的とする組合を設立した点について、ダニエル側は「費用だけを支給するためのものなので問題ない。組合規約の文言にも収益を分配する組合と記載されており、結局費用支出は収益のためにすぎない」と反論したが、ADOR側は昨年3月21日のADORの企画会社地位確認仮処分の認容決定にもかかわらず、香港コンプレックスコン公演が強行され、スタッフ人件費が組合費用として支出されたと明らかにした。
NewJeans専属契約解除宣言の記者会見の会場賃借料、ミン・ヒジン前代表が男性アイドルも共用する予定で借りた練習室の賃料、再デビューのための『NJZ』ロゴ費用とグラビア撮影費用も組合費用として支出されたことが判明するなか、ADOR側は「結局費用の支払いだけが進んだとしても、芸能企画事業を目的に設立して芸能活動費用の支出をしたのであれば、専属契約に違反した芸能活動のための同一・類似契約の締結に該当する」と指摘した。
ADOR側は中国資本の親会社と二重契約を締結した事実にも注目し、「2025年11月に行われたダニエルの母親の録音記録を見ると、実は専属契約違反行為が最も重大であるにもかかわらず、他のメンバーとは異なり専属契約違反の事実について知らぬ存ぜぬで一貫し、過ぎたことを蒸し返すなという姿勢で対応していることが分かる。ダニエルには是正あるいはそれに準ずる措置を取る意思がなかったとみられる。違反行為の是正に関する非協力、信頼関係の回復を到底期待し難い状況だ」と述べた。
これに対しダニエル側は「原告側は証拠をつぎはぎして、(この内容を)専属契約有効確認訴訟以後に知ったとして被告ダニエルだけに重大な違反行為があるかのように主張するが、原告がすでに先行訴訟の過程で知っていた内容だ」とし、「ダニエルだけが違反したかのように標的にした」と反論した。
特にダニエル側は「ダニエルだけが重大な契約違反行為をしたと主張するが、本当にそうならNewJeansメンバーには共通する点が非常に多い。むしろ本当に(専属契約の)重大な違反をしたと主張するのであれば、香港コンプレックスコン出演は、契約違反を皆で一緒にしたということだ」とし、「(ADORが)他のメンバーに何かを修正、是正するように求めて(実際に)変わったことが何かあるのか分からない」として、「ダニエルにやれと言ったならできなかっただろうか。機会を与えたことがない。すでにダニエルは契約を解除すると心に決めてから内容証明通知を送った」と主張した。
一方、現在NewJeansはヘリン、ヘイン、ハニが復帰した状態であり、ミンジの復帰も前向きに検討中である。
[OSEN]