パク・スホン妻キム・ダイェ親族相盗例廃止を歓迎

放送人パク・スホンの妻キム・ダイェが、親族間の財産犯罪の処罰を免除してきた「親族相盗例」制度の廃止の知らせに喜びを示した。

キム・ダイェは30日、自身のソーシャルメディア（SNS）に刑法上の親族相盗例が廃止されたという内容の記事を共有した。当該制度に関連して人工知能と交わした会話を掲載し、「国を変えたスホンお父さん」という文句を添えて、夫パク・スホンの努力が制度の変化を引き出したことを強調した。

親族相盗例は、家族間の財産紛争に国家が介入しないという趣旨で1953年に刑法へ導入された特例条項である。しかし近年悪用事例が増加したことから、憲法裁判所は昨年6月、被害者の権利を過度に侵害するとの理由で憲法不合致決定を下した。

法務部によると、親族間の財産犯罪を親告罪に一元化する刑法改正案が30日に国会本会議を通過した。改正案は刑の免除規定を削除し、被害者の告訴があってこそ公訴を提起できる親告罪へと転換した。また配偶者の直系尊属に対しても告訴が可能になり、改正規定は憲法裁の憲法不合致決定以後に発生した事件から遡及適用される。

パク・スホンは2021年に実兄夫婦を横領容疑で告訴し、家族間の金銭トラブルを抱えてきた。裁判過程で父親が「すべての資産管理は自分が行った」と主張し、親族相盗例条項を通じて実兄夫婦の処罰を免れようとしているとの疑惑が提起されたこともあった。

一方、数十億ウォンを横領した容疑で起訴されたパク・スホンの実兄は19日の控訴審で懲役3年6カ月を言い渡され、その場で法廷拘束となった。ともに起訴された兄嫁の李氏は懲役1年6カ月、執行猶予2年を言い渡され、現在夫婦ともに上告状を提出した状態である。