キム・ドンワンが貧困チャレンジを批判

グループ・神話出身の歌手キム・ドンワンがソーシャルメディア（SNS）で拡散中の「貧困チャレンジ」を批判した。

27日、芸能界によると、キム・ドンワンは最近自身のSNSに「自嘲混じりの冗談と言うには、他人の欠乏を小道具のように扱っているように見える」とし、「貧困は冗談として使いにくい感情だ」と述べた。

貧困チャレンジは「このうんざりする貧困」という文句とともに高額消費をさらけ出すことを指す。インスタグラムなどSNSを中心にミーム（流行素材）のように消費されている。

表向きは貧困を自嘲する形式を取っているが、実際には富を婉曲に誇示する内容であり、高級外車に乗ったまま「ひどい貧困、ガソリン代がなくて出勤する」と言う類いだ。

貧困とそぐわない状況を演出して笑いを誘おうとする意図だが、貧困が持つ現実的な苦痛などを無視し、戯画化しているとの批判が出ている。

キム・ドンワンは「これを自嘲混じりの冗談と言うには、他人の欠乏を小道具のように扱っているように見える」としつつ、「笑いのために言ってはならない言葉があり、志向すべきでない演出がある」と語った。

さらに「自分も母子家庭で半地下の生活を長く送った」として「いつも引っかかる言葉が貧困だ」とも述べた。この日現在、この投稿は削除された状態である。

実際のオンライン上では「貧困が笑いあるいは流行の素材になり得るのか」「ただ富を示しただけなら羨ましいと思えたかもしれないが、これは不快だ」といった指摘が続いている。