コメディアンのパク・ナレをめぐるマネジャーへのパワハラ疑惑と法的攻防が激化するなか、過去に俳優のハン・チェヨンがマネジャーにチョンセ（韓国特有の賃貸制度）の保証金を支援するなど家族のように気遣った場面が改めて注目を集めている。
最近、オンラインコミュニティにハン・チェヨンが2021年にMBC「全知的おせっかい視点」に出演した投稿が上がった。当時の番組でハン・チェヨンは生活苦で仕事を辞めようとしていたマネジャーに「あなたがいないとだめだ」と述べ、ソウルのチョンセ（韓国特有の賃貸制度）保証金を気前よく支援し、朝食を用意するなど格別の愛情を示した。
マネジャーのイ・ジュンヒ氏は、ハン・チェヨンが贈った家具と生活必需品でいっぱいの一人暮らしの部屋を公開し、「姉はマネジャーの仕事を続けられるよう助けてくれた母のような存在だ」と目に涙を浮かべて語った。ネチズンはこの美談に接し、チョンセ（韓国特有の賃貸制度）保証金まで支援したハン・チェヨンの人柄を絶賛し、最近の芸能界の論争と比較している。
これと対照的に、パク・ナレは元マネジャーらから暴言、代理処方の使い走り、費用未清算などを理由に告訴されている。元マネジャーらはパク・ナレが会社資金を私的に使ったとして横領容疑で告発し、パク・ナレ所有の不動産に対して仮差押えまで申請したとされる。
パク・ナレ側は、元マネジャーらが虚偽の事実に基づき退職金以外の巨額を要求したとして、彼らを恐喝未遂および横領容疑で逆告訴した。所属事務所のエンパークは「彼らが退職後、売上の10%に達する金額を要求した」と主張し、法的対応を続けている。
現在、双方の主張が真っ向から対立しており、パク・ナレは最近警察に出頭して告訴人として取り調べを受けた。マネジャーとの対立が泥仕合に発展し、芸能人とマネジャーの信頼関係に対する大衆の関心がこれまでになく高まっている状況だ。