韓国の演劇界を代表する俳優ユン・ソクファが19日午前9時54分、ソウルのシンチョンセブランス病院で家族と近親者が見守る中、逝去した。故人は2022年に悪性脳腫瘍の手術を受けた後、およそ3年間にわたり闘病生活を続けてきた。

2021年10月19日にサヌルリム小劇場で開かれたアーカイブ「自画像I」プレスコールで熱演する俳優ユン・ソクファの姿。/聯合ニュース

1956年にソウルで生まれたユン・ソクファは1975年、演劇「꿀맛」でデビューした。その後、「神のアグネス」、「娘に送る手紙」、「明成皇后」など数多くのヒット作を残し、演劇界の最初のスター俳優として地位を確立した。とりわけ演劇「娘に送る手紙」と「マスタークラス」などで示した独歩的な演技力は、大衆と評論界の称賛を同時に受けた。

故人は演技だけでなく、演劇の制作や演出、発行人としても旺盛に活動した。小劇場「精米所」を運営し、実験的な作品を舞台に上げ、経営難に陥っていた月刊誌「客席」を買収して発行人として文化芸術の発展に力を注いだ。また2人の子どもを養子に迎えた後、養子縁組文化の改善に向けた慈善活動にも先頭に立つなど、社会的実践にも積極的だった。

百想芸術大賞の女性演技賞4回受賞をはじめ、東亜演劇賞、イ・ヘラン演劇賞などを席巻し、韓国演劇史の一ページを飾った故人の最後の舞台は2023年の演劇「トカータ」の友情出演だった。当時、脳腫瘍と闘病中でありながら約5分間舞台に上がり、観客に最後のあいさつを送った。

ユン・ソクファは2022年に演劇「ハムレット」の舞台に立った後、10月に英国出張中に倒れ、脳腫瘍の診断を受けてソウルで3度の大手術を受けた。その後「たとえ一日を生きても自分らしく生きることが重要だ」と述べ、抗がん治療の代わりに自然療法治療に専念したが、3年余りの闘病でも回復できていなかった。

斎場はシンチョンセブランス病院の葬儀場に設ける予定で、遺族は夫のキム・ソクギ元中央総合金融代表と息子、娘である。

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