「少年犯論争」を招いたチョ・ジヌンが俳優活動開始後にも暴行に及んだという主張が提起された。
8日、芸能界などによると、ドキュメンタリー映画監督のホ・チョルは7日、自身のソーシャルメディア（SNS）に「2014年に私の顔を拳で殴打した人物がいる」とし、「チョ・ジヌン俳優だ」と暴露した。
ホ監督は「私の隣に座っていたチョ俳優が何の理由もなく突然殴打した」とし、「私はその日、チョ・ジヌン俳優に初めて会い、まったく理解できなかった」と当時の状況を伝えた。
ホ監督は続けて「（チョ・ジヌンは）覚えていないと言って数日たっても謝罪しなかった。その後、私は画面に彼の顔が映るだけで電源を切った」と述べた。
俳優A氏も最近、芸能メディアなどにチョ・ジヌンの暴行を告発した。A氏は「チョ・ジヌン先輩が数年前、後輩の男性俳優の頬を叩き、気合を入れるとして制裁するのを目撃した」という趣旨の主張を展開した。
チョ・ジヌンの「少年犯」前歴が浮上した後、法曹界などで少年法の少年事件非公開の原則を挙げて「過去の過ちを今、問題視するのは許されない」との意見が出ているのとは対照的である。
最近、国内のあるオンラインメディアは、チョ・ジヌンが主演俳優として旺盛に活動するようになった後も、映画の撮影現場で当時共演していた同僚の中堅俳優B氏を暴行した前歴があると報じた。
当時チョ・ジヌンは共演していた同僚の中堅俳優B氏を暴行し、怒ったB氏が「もうやれない」と言って撮影現場を離れて自宅に向かうと、その時になってようやく「申し訳ない」と謝罪したと伝えられた。
先にチョ・ジヌンは高校時代の重犯罪で少年保護処分を受けた前歴によって論争に巻き込まれた。これに加え、暴行と飲酒運転の前科があった事実が明らかになり、批判世論が拡散した。
チョ・ジヌンは6日に引退を宣言した。チョ・ジヌンは「過去の不祥事により、私を信じて応援してくださったすべての方に失望を与えた点、頭を下げてお詫び申し上げる」と語った。
チョ・ジヌンの引退をめぐり、同僚俳優のチョン・ジュンは「もし私たちの過ちを顔に貼り付けて生きなければならないのなら、誰も大衆の前に立てなくなる」として引退を引き止めた。
キム・ギョンホ弁護士（法務法人ホイン）は「社会が未成年者の過ちを『やり直す機会』として受け入れることが少年法の趣旨だ」とし、「チョ・ジヌンは更生の人生を歩んだ」と述べた。
一方、所属事務所のサラムエンターテインメントはこの日、「チョ・ジヌンがすべての芸能活動を終えて引退したため申し上げることはない」とし、「今回の事案に対する立場を伝えるのが難しい点、ご理解いただきたい」とした。